なんとも甘美な響き…
『成功』
誰もが、この『2文字』を胸に強く抱き
飢え、渇望し、追い求めているワケで、
・君主論
・戦術論
・政略論
などで、かなり有名な…
『ニッコロ・マキャベリ』の思想を
今回は参考にしながら、あなたへ、
社長に要求される
ビジネス12の成功論
を、お伝えしていきます。
「ニッコロ・マキャベリ」と名前は聞いたことがあっても…
実際どういう思想家だったのか知らない、という人は多いのではないでしょうか?
マキャベリは15~16世紀に活躍したイタリアの政治思想家であり『マキャベリズム(権謀術数主義)』の語源になった超有名人物です。
マキャベリは、1469年にイタリア北部にあるフィレンツェで、法律家の子として誕生し、29歳の時にフィレンツェの役人となり、実務を担当する書記局に勤め始めます。
マキャベリは大学こそ出ていませんでしたが、以前から独学で多くを学び、外部との交渉から軍事まで、様々な仕事をこなせる多才な人物でした。
そのため統領秘書官にも抜擢され、現在でいう所の『外交官』のような職務を担当します。
そして、各国の事情に触れつつ数々の交渉に携わる中…
マキャベリは「世の中には、熱意や道徳的なことだけでは解決できない問題もある」という、厳しい現実を知ることになったのです。
その後、マキャベリは政変によって職を解かれ、山荘に移って農園で自給自足の生活を始めます。
この時に書かれたのが、統治者の在り方を論じた『君主論』です。
マキャベリの政治哲学は「国を保つためなら悪も用いるべき」という、当時でも衝撃的で多くの批判を浴びました。
しかし、過酷な現実を見据えたマキャベリの著述は、後年の政治に携わる者たちの多くに参考にされたのです。
さて・・・
あなたの仕事や人間関係の中で、実際どのようにしてマキャベリの思想を狡猾に活用することができるのか?
この記事が、あなたの『ヒント』になれば嬉しいです。
ピンチをチャンスに変える5つの成功法則
まず最初に・・・
四方八方が塞がったサイテー最悪の『大ピンチ』に、あなたが陥ってしまった時に…
その逆境を千載一遇の大チャンスへ変貌させる5つの成功法則について、お伝えします。
人生には3つの坂がある
・上り坂
・下り坂
・まさか絶対、大丈夫なんて人生には無い
映画
家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。
あなたの人生において何が起こるかのか?
コイツだけは、どうしたって予測不能なワケで…
それこそ『まさか』の大ピンチは、いつでも予告ナシに飛び込んでくるモノです。
というコトで!!
今から約500年前に活躍したニッコロ・マキャベリの言葉を参考にさせてもらいながら、現代を生き抜く知恵を、今回はあなたに紹介します。
①結果を出すコトだけが最重要事項
シビアで過酷、結果至上主義のビジネス世界
まさに『弱肉強食』という言葉がピッタリな世界…お客様に価値を提供し、その対価としてお金を受け取るビジネス。
さて・・・
ビジネスで成功を収めるために最も肝心なコトとは一体、何でしょうか?
・・・
それは何を差し置いても『結果を残す』という一点だけに尽きます。
確かに世の中には「結果さえ出せば後は何でも良いのかよ!」「結果よりも、そこに至る過程の方が大切だよ」という考え方を持っている人も大勢います。
まぁ、何事においても『完璧な正解』なんて代物は、この世に存在しないので、こうした意見も別に間違いではない、とは思いますが…
こと『ビジネス』に関して言えば、やはり結果が第一で、他の要素は二の次というのが実際の所です。
そもそも・・・
「何のためにビジネスを行うのか?」
この部分が重要になってくると思います。
ひとまず下らない感情論は抜きにして、冷静に考えてみて下さい。
そもそもビジネスとは、あなた自身の能力を存分に生かして、世の中の人々が求める品物やサービスをお客様に提供し、その対価として報酬を得る経済活動です。
つまり経済活動を通じて『社会貢献すること』であって、ビジネスによって得られる利益は、あくまでその対価に過ぎません。
そして、ビジネスによって得られる利益の大きさは、法人税という形で反映されるワケで…
法人税とは「どのくらいの社会貢献ができているのか?」その度合いを測るバロメーターでもあります。
それこそ、ビジネスを行うの目的として「金を稼ぐため」という部分を第一に掲げている人を見ると…
「なんだよ、自分の利益しか考えてねぇ、銭ゲバ野郎がぁ!」と怒りを感じたり、「結局、お金かよ…」とシブい顔をする人も多いモノですが、
そもそも論として!!
ビジネスを通して、お金を稼げば稼ぐほど、それだけ多額の法人税を納税することに繋がるので、結果的に『より社会貢献ができている』というコトでもあります。
つまり「金儲けのためにビジネスをやる!」という意見や動機も、あながち間違いではないのです。
そして『結果が出せていない』という状態は、すなわち『社会に貢献できていない』とも言えるワケです。
こんな風に考えてみれば、世の中の各企業が『利潤の最大化』を目的に掲げて活動していることにも納得がいくはずです。
世間には・・・
どちらかといえば不真面目なのに成果だけはキチンと上げているという、スゴく要領の良い連中がいます。
そして、そんな器用な人間を見る度に「虫が好かねぇぜ、オレの方が努力してるのによ!」なんて風に、ドス黒い感情を腹の底でウジウジ感じている人も中にはいるでしょう。
が、しかし!!
どれだけ立派な志を持ち、いくらバカ真面目に頑張ったとしても、その『結果』利益を生み出せないのであれば、当然ビジネスとして成立しません。
ご世間様では、立派な志を持つことや、健気にコツコツ努力を積み重ねること自体を、ベタ褒めする風潮があります。
もちろん、それに対して全面的に『価値が無い』とまでは断言しません。
人生として考えれば、志や努力には数字では測ることができない『価値がある』とは思いますが、
ビジネスとして考えれば、文字通り『価値が無い』と言えるでしょう。
そして、企業側としても・・・
真面目に頑張ってロクに結果を出せない無能な人材よりも、多少不真面目だったとしても給料以上の成果を出せる優秀な人材の方が、重宝する存在なのです。
企業が経済活動を行う組織である以上、評価を下す最重要ポイントは、何を差し置いても『結果を残すこと』この一点だけに尽きるのです。
一心不乱に勝利を掴み取れ!!
こんな場所で、あえて言う必要はない話、だと思いますが…
いくら『金が儲かる』からといっても、法律や条例に抵触する行為は許されません。
そして、忘れてはいけない・・・
ビジネスとは信頼関係が命なので、お客様をダマす詐欺まがいの悪行を働いて、あぶく銭を一時的に稼ぎ上げたとしても、長期的にみれば圧倒的なマイナスになります。
つまり、こうした手段で大金を儲けたとしても、当然ながら『結果を出せた』とは言えません。
しかし!!
ビジネスが利益をめぐる、他者との壮絶な競争であるコトも事実なワケで…敗者に成り下がらないためには、がむしゃらに勝利を目指すしか方法はありません。
結果が良ければ、手段は常に正当化されうる。
外交官・政治思想家
Niccolò Machiavelli
ニッコロ・マキャベリ
このマキャベリの言葉は・・・
多少あざとい手段を取ったとしても、それで良い結果が出せるなら『問題ナシ』という意味です。
すなわち生きることは『戦い』であり、厳しい状況が続く時代であれば、尚更こうした思考が必要になってくるのです。
なぜなら・・・
いつだって、ビジネスを行う者の背中には『死』がベッタリと張り付いているモノだから…
②ドロドロした己の欲望を拒絶してはいけない
個人利益を追求すれば社会貢献に繋がる
あなたは『欲望』と聞いて、どんなイメージや連想をしますか?
・・・
どうしても『欲』という単語からは、どこか下世話なイメージが湧き上がってくるモノで、宗教などでも強欲さを戒めていることが多い。
確かに『強欲すぎる』ことに関しては問題が多く、それが犯罪やトラブルの原因になることも自明の事実でしょう。
しかし、そうは言っても…
・多くの人から認められたい
・お金持ちのセレブになりたい
・異性から求愛されてモテたい
etc…
私たち人間が持つ様々な欲求は、人によって程度の差はあれど、誰もが胸の奥にドロドロとした欲求を隠し持っているモノです。
つまり欲とは、人間の脳に生まれながら備わっているプログラムであり、『欲望』自体を全否定する必要は毛ほども無いのです。
人間には以下の8つの欲求が生物学的にプログラムされている
①生き残り、人生を楽しみ、長生きしたい
②食べ物、飲み物を味わいたい
③恐怖、痛み、危険を免れたい
④性的に交わりたい
⑤快適に暮らしたい
⑥他人に勝り、世の中に後れを取りたくない
⑦愛する人を気遣い、守りたい
⑧社会的に認められたい
以上8つを『生命の8つの躍動(Life-Force-8)』と呼び、通称『LF8』という名が付けられている
そして、これはビジネスにおいても同じです。
例えば、個人や企業がより良い商品やサービス提供する理由には、人間が持つ本能的な欲望を通じて社会に貢献するという目的があります。
しかし、それだけかと問われれば、そんなお人好しな話はなく、根底に『より多くの利益を得たい』という利己的な欲望があるのも事実でしょう。
日本では長らく「金儲けを目的に、仕事をするのは良くないぞ!」とする風潮があり、これは現在でも根強く残っています。
ですが、そうは言っても…
完全な自給自足の生活をしていない限り、現代社会で生きていくためには少なからずお金が必要。
なおさら企業であれば、在籍している社員たちの生活を背負っているため、より利益が大きい方が良いのは当然の話ってモンです。
何より、こうして各企業が自己利益を追求して、苛烈な市場競争を日々しているからこそ、世の中により良い商品やサービスが提供されていくワケで、
『利益が多い』ということは、それだけ商品やサービスを利用している人の数が多いということの証明でもあります。
つまり自己利益を追求することは、結果的に社会貢献に繋がっているに他なりません。
人間は強欲な生き物である事実を認めろ
マキャベリは、人間の本質についても語っています。