なんとも甘美な響き…
『成功』
誰もが、この『2文字』を胸に強く抱き
飢え、渇望し、追い求めているワケで、
・君主論
・戦術論
・政略論
などで、かなり有名な…
『ニッコロ・マキャベリ』の思想を
今回は参考にしながら、あなたへ、
社長に要求される
ビジネス12の成功論
を、お伝えしていきます。
「ニッコロ・マキャベリ」と名前は聞いたことがあっても…
実際どういう思想家だったのか知らない、という人は多いのではないでしょうか?
マキャベリは15~16世紀に活躍したイタリアの政治思想家であり『マキャベリズム(権謀術数主義)』の語源になった超有名人物です。
マキャベリは、1469年にイタリア北部にあるフィレンツェで、法律家の子として誕生し、29歳の時にフィレンツェの役人となり、実務を担当する書記局に勤め始めます。
マキャベリは大学こそ出ていませんでしたが、以前から独学で多くを学び、外部との交渉から軍事まで、様々な仕事をこなせる多才な人物でした。
そのため統領秘書官にも抜擢され、現在でいう所の『外交官』のような職務を担当します。
そして、各国の事情に触れつつ数々の交渉に携わる中…
マキャベリは「世の中には、熱意や道徳的なことだけでは解決できない問題もある」という、厳しい現実を知ることになったのです。
その後、マキャベリは政変によって職を解かれ、山荘に移って農園で自給自足の生活を始めます。
この時に書かれたのが、統治者の在り方を論じた『君主論』です。
マキャベリの政治哲学は「国を保つためなら悪も用いるべき」という、当時でも衝撃的で多くの批判を浴びました。
しかし、過酷な現実を見据えたマキャベリの著述は、後年の政治に携わる者たちの多くに参考にされたのです。
さて・・・
あなたの仕事や人間関係の中で、実際どのようにしてマキャベリの思想を狡猾に活用することができるのか?
この記事が、あなたの『ヒント』になれば嬉しいです。
ピンチをチャンスに変える5つの成功法則
まず最初に・・・
四方八方が塞がったサイテー最悪の『大ピンチ』に、あなたが陥ってしまった時に…
その逆境を千載一遇の大チャンスへ変貌させる5つの成功法則について、お伝えします。
人生には3つの坂がある
・上り坂
・下り坂
・まさか絶対、大丈夫なんて人生には無い
映画
家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。
あなたの人生において何が起こるかのか?
コイツだけは、どうしたって予測不能なワケで…
それこそ『まさか』の大ピンチは、いつでも予告ナシに飛び込んでくるモノです。
というコトで!!
今から約500年前に活躍したニッコロ・マキャベリの言葉を参考にさせてもらいながら、現代を生き抜く知恵を、今回はあなたに紹介します。
①結果を出すコトだけが最重要事項
シビアで過酷、結果至上主義のビジネス世界
まさに『弱肉強食』という言葉がピッタリな世界…お客様に価値を提供し、その対価としてお金を受け取るビジネス。
さて・・・
ビジネスで成功を収めるために最も肝心なコトとは一体、何でしょうか?
・・・
それは何を差し置いても『結果を残す』という一点だけに尽きます。
確かに世の中には「結果さえ出せば後は何でも良いのかよ!」「結果よりも、そこに至る過程の方が大切だよ」という考え方を持っている人も大勢います。
まぁ、何事においても『完璧な正解』なんて代物は、この世に存在しないので、こうした意見も別に間違いではない、とは思いますが…
こと『ビジネス』に関して言えば、やはり結果が第一で、他の要素は二の次というのが実際の所です。
そもそも・・・
「何のためにビジネスを行うのか?」
この部分が重要になってくると思います。
ひとまず下らない感情論は抜きにして、冷静に考えてみて下さい。
そもそもビジネスとは、あなた自身の能力を存分に生かして、世の中の人々が求める品物やサービスをお客様に提供し、その対価として報酬を得る経済活動です。
つまり経済活動を通じて『社会貢献すること』であって、ビジネスによって得られる利益は、あくまでその対価に過ぎません。
そして、ビジネスによって得られる利益の大きさは、法人税という形で反映されるワケで…
法人税とは「どのくらいの社会貢献ができているのか?」その度合いを測るバロメーターでもあります。
それこそ、ビジネスを行うの目的として「金を稼ぐため」という部分を第一に掲げている人を見ると…
「なんだよ、自分の利益しか考えてねぇ、銭ゲバ野郎がぁ!」と怒りを感じたり、「結局、お金かよ…」とシブい顔をする人も多いモノですが、
そもそも論として!!
ビジネスを通して、お金を稼げば稼ぐほど、それだけ多額の法人税を納税することに繋がるので、結果的に『より社会貢献ができている』というコトでもあります。
つまり「金儲けのためにビジネスをやる!」という意見や動機も、あながち間違いではないのです。
そして『結果が出せていない』という状態は、すなわち『社会に貢献できていない』とも言えるワケです。
こんな風に考えてみれば、世の中の各企業が『利潤の最大化』を目的に掲げて活動していることにも納得がいくはずです。
世間には・・・
どちらかといえば不真面目なのに成果だけはキチンと上げているという、スゴく要領の良い連中がいます。
そして、そんな器用な人間を見る度に「虫が好かねぇぜ、オレの方が努力してるのによ!」なんて風に、ドス黒い感情を腹の底でウジウジ感じている人も中にはいるでしょう。
が、しかし!!
どれだけ立派な志を持ち、いくらバカ真面目に頑張ったとしても、その『結果』利益を生み出せないのであれば、当然ビジネスとして成立しません。
ご世間様では、立派な志を持つことや、健気にコツコツ努力を積み重ねること自体を、ベタ褒めする風潮があります。
もちろん、それに対して全面的に『価値が無い』とまでは断言しません。
人生として考えれば、志や努力には数字では測ることができない『価値がある』とは思いますが、
ビジネスとして考えれば、文字通り『価値が無い』と言えるでしょう。
そして、企業側としても・・・
真面目に頑張ってロクに結果を出せない無能な人材よりも、多少不真面目だったとしても給料以上の成果を出せる優秀な人材の方が、重宝する存在なのです。
企業が経済活動を行う組織である以上、評価を下す最重要ポイントは、何を差し置いても『結果を残すこと』この一点だけに尽きるのです。
一心不乱に勝利を掴み取れ!!
こんな場所で、あえて言う必要はない話、だと思いますが…
いくら『金が儲かる』からといっても、法律や条例に抵触する行為は許されません。
そして、忘れてはいけない・・・
ビジネスとは信頼関係が命なので、お客様をダマす詐欺まがいの悪行を働いて、あぶく銭を一時的に稼ぎ上げたとしても、長期的にみれば圧倒的なマイナスになります。
つまり、こうした手段で大金を儲けたとしても、当然ながら『結果を出せた』とは言えません。
しかし!!
ビジネスが利益をめぐる、他者との壮絶な競争であるコトも事実なワケで…敗者に成り下がらないためには、がむしゃらに勝利を目指すしか方法はありません。
結果が良ければ、手段は常に正当化されうる。
外交官・政治思想家
Niccolò Machiavelli
ニッコロ・マキャベリ
このマキャベリの言葉は・・・
多少あざとい手段を取ったとしても、それで良い結果が出せるなら『問題ナシ』という意味です。
すなわち生きることは『戦い』であり、厳しい状況が続く時代であれば、尚更こうした思考が必要になってくるのです。
なぜなら・・・
いつだって、ビジネスを行う者の背中には『死』がベッタリと張り付いているモノだから…
②ドロドロした己の欲望を拒絶してはいけない
個人利益を追求すれば社会貢献に繋がる
あなたは『欲望』と聞いて、どんなイメージや連想をしますか?
・・・
どうしても『欲』という単語からは、どこか下世話なイメージが湧き上がってくるモノで、宗教などでも強欲さを戒めていることが多い。
確かに『強欲すぎる』ことに関しては問題が多く、それが犯罪やトラブルの原因になることも自明の事実でしょう。
しかし、そうは言っても…
・多くの人から認められたい
・お金持ちのセレブになりたい
・異性から求愛されてモテたい
etc…
私たち人間が持つ様々な欲求は、人によって程度の差はあれど、誰もが胸の奥にドロドロとした欲求を隠し持っているモノです。
つまり欲とは、人間の脳に生まれながら備わっているプログラムであり、『欲望』自体を全否定する必要は毛ほども無いのです。
人間には以下の8つの欲求が生物学的にプログラムされている
①生き残り、人生を楽しみ、長生きしたい
②食べ物、飲み物を味わいたい
③恐怖、痛み、危険を免れたい
④性的に交わりたい
⑤快適に暮らしたい
⑥他人に勝り、世の中に後れを取りたくない
⑦愛する人を気遣い、守りたい
⑧社会的に認められたい
以上8つを『生命の8つの躍動(Life-Force-8)』と呼び、通称『LF8』という名が付けられている
そして、これはビジネスにおいても同じです。
例えば、個人や企業がより良い商品やサービス提供する理由には、人間が持つ本能的な欲望を通じて社会に貢献するという目的があります。
しかし、それだけかと問われれば、そんなお人好しな話はなく、根底に『より多くの利益を得たい』という利己的な欲望があるのも事実でしょう。
日本では長らく「金儲けを目的に、仕事をするのは良くないぞ!」とする風潮があり、これは現在でも根強く残っています。
ですが、そうは言っても…
完全な自給自足の生活をしていない限り、現代社会で生きていくためには少なからずお金が必要。
なおさら企業であれば、在籍している社員たちの生活を背負っているため、より利益が大きい方が良いのは当然の話ってモンです。
何より、こうして各企業が自己利益を追求して、苛烈な市場競争を日々しているからこそ、世の中により良い商品やサービスが提供されていくワケで、
『利益が多い』ということは、それだけ商品やサービスを利用している人の数が多いということの証明でもあります。
つまり自己利益を追求することは、結果的に社会貢献に繋がっているに他なりません。
人間は強欲な生き物である事実を認めろ
マキャベリは、人間の本質についても語っています。
野心は人間の心中に深く根を下ろしているので、人間はどんな高位についたとしても、それを捨て去ることはない。
外交官・政治思想家
Niccolò Machiavelli
ニッコロ・マキャベリ
例えば、会社の役職なら・・・
「係長になれたら課長、課長になれたら今度は部長」と、先を狙いたくなるのが人間ってヤツ。
私たち人間は何か1つ手に入れたら、永遠に他のモノが欲しくなるのです。
こうした人間の欲望は至極自然なモノであり、そもそも人類が文明を発達させてきたのも「より快適で便利な暮らしをしたい」という強烈な欲があったからです。
確かに文明が発達するにつれ、自然破壊や環境汚染といった問題が生じたことは事実ですが、もしも人間に欲が無かったら、人類がここまで繁栄することもなかったはず。
つまり、人間が行動を起こす際の原動力、あえて表現を変えるのであれば…
車で言う所の『ガソリン』です。
私たち人間の燃料とは『欲望』であり、この無限大の欲望こそが社会を発展させてきたのです。
そしてビジネスとは、相手の欲望を満たしてあげるような何らかの価値を提供することで、自分も利益を得る活動。
なので!!
まずは人間は欲深い生き物という事実を認め、それと同時に、普段から人間が持つ『欲』に注意を払っておく必要があるのです。
そうすれば相手が抱いている欲望に対しても敏感になることができ、よりスムーズな対応が可能になるはずです。
間違っても人間の欲望をネガティブに否定するのではなく、むしろ人間の欲求をポジティブに肯定して積極的にチャンスへと繋げていく。
ビジネスでは、そんな姿勢が必要不可欠になってきます。
③周りの連中から毛嫌いされる覚悟が必要
単なる『イイ奴』に成り下がるな!!
少なからず誰もが『人から嫌われたくない』という感情を心に持っているモノ。
そして、この気持ちは仕事や職場の人間関係だけに限った話ではありません。
なぜなら人間とは、人と人との繋がりの中、すなわち社会で生きている生き物だから。
どうせなら・・・
・みんなから慕われ大事にされたい
・周囲から尊敬され一目置かれたい
・イメージupして好感を持たれたい
そんな風に思うのは、当たり前なコトです。
ですが、他人から『嫌われる』ことに対して、過剰にビクビク恐れるあまり…
周囲に『イイ顔』ばかり見せるのは、長期的に見ると得策とは言えません。
例えば、あなたが誰かから面倒臭い『頼みゴト』をされた時に…
「本当はイヤだけど、◯◯さんの機嫌を変に損ねたくないしな…」という考えが頭にチラつき、ついつい引き受けてしまう、なんて場面があると思います。
もちろん、時には無理をしてでも相手の頼みを聞いた方が良いケースもあるには、あります。
が、しかし!!
毎度のように、あなたが痩せ我慢をして、相手の言いなりになり拒絶ゼロの『YESマン』に成り下がっていたのでは、あなた自身の負担も増え、ストレス感情も溜まります。
そして、あなたが周囲の人間に対して、こうした『へ〜こら態度』を取り続けると…
どんな『地獄』を、あなたが味わうハメになるのか?
周囲からは「あの人は頼めば何でもやってくれる!」と、あなたが思われた挙句、流石に限界と思って相手の要求を断ろうモンなら…
「別の人の頼みは引き受けたのに、どうして自分の頼みは聞いてくれないんだ!」と、逆恨みに近い感情を抱かれてしまう危険性があるのです。
誰からも『嫌われたくない』と思って取った行動が逆効果、かえって相手からの反感を買ってしまう結果に。。。
こうした最悪の事態に陥らないためには、普段から『多少は嫌われても仕方がない』という覚悟を持つことが大切なワケで、
たとえ反感を買っても「言うべきことは、キチンと言うんだ!」という堂々とした態度が、あなたの振る舞いに求められるのです。
もちろん『嫌われる』のには、ある程度の勇気が要する行動なので、もしかしたら一筋縄にはいかない可能性もある、かもしれません。
ですが!!
しっかりと自己主張せず、誰にでも八方美人で『イイ顔』ばかりしていると、結果的に、あなた自身の立場を苦しめるだけ、という事実も、お忘れなきを…
譲るばかりじゃ、ビジネスで敗北してしまう
そして「相手からの反感を覚悟してでも、言うべきことはキチンと言うんだ!」そんな態度は、ビジネスにおいても非常に大切。
まず最初に、私たちが住む日本には、古くから『謙譲を美徳とする』文化が根強くあります。
へりくだり譲(ゆず)ること。自分を低めることにより相手を高めること。また控(ひか)えめであるさま。謙遜(けんそん)とも言う。
日本人である私たちは、ついつい自分が譲ることで相手を立てたり、その場を丸く収めようとしてしまいがちですが、そうした態度が必ずしも、あなたに対する好印象や高評価を生み出すとは限りません。
むしろ「周囲の顔色を伺ってばかりで、中身のないスカスカな奴だな…」などと、マイナス方向に解釈されてしまう恐れもあるのです。
特に、あなたの目の前にいる相手が尊大な態度で接してくる場合は、あなたも『それ相応の対応』を行うことが必要で…
謙譲の美徳を持ってすれば、相手の尊大さに勝てると信ずる者は誤りを犯すハメになる。
外交官・政治思想家
Niccolò Machiavelli
ニッコロ・マキャベリ
例えば、ビジネスには交渉事が付き物ですが、交渉というのは…
『いかに相手の主張を受け入れることなく、こちらの主張を通すのか』という、せめぎ合いの戦闘。
それこそ尊大な態度を取る相手に対して、あなたが謙譲スタンスで接しても、相手にとって都合の良いように受け取られてしまい、
あなた自身が利益を損なう、だけ…。
謙譲の精神は、確かに美徳なのかもしれませんが、綺麗事だけでは、ビジネスという競争で勝ち残ることは極めて困難なワケで、
時には「喧嘩をしてでも、通すべき所は通してやる!」そんなストロング・スタイルを要求されるのがビジネスの世界なのです。
④過酷な世を生き抜くスキルを磨き続ける
採用された企業に依存してはならない
ひと昔の日本企業は・・・
定年まで就職した企業で働き続けられる『終身雇用』と、勤続年数と共に給料が上昇していく『年功序列型』が大きな特徴でした。
こうした労働環境は『若くして能力が高い人』が不満の感情を抱きやすい。
その反面!!
誰でも真面目にコツコツ働いていれば、ある程度の給料が保障されているため、将来の見通しが立てやすい安定感のある制度とも言えます。
そして人間は、ある程度の年齢に達すると、どうしても能力が低下するモノです。
いわゆる『終身雇用制度』とは・・・
それまで功績を積み上げてきた人間を『能力が下がった』ことを理由にして、クビを簡単に切り捨てないという安心感もあったワケですが、
長年に続いた不況により、各企業の資金体力が低下し、こうした体制を維持できなくなったのが現在であり、押し寄せるグローバル化の波や、企業が『成果主義』へ考え方をシフトしたこともあり、
現在は『終身雇用』や『年功序列』の制度は、ほぼ崩壊状態と言えます。
これによって、かつては「コイツには何か問題があるのではないか?」と見られがちだった転職も、今では当たり前のコトになり、
「転職の経験が無いなんて、どこか能力が足りない人ないのではないか?」と、逆に疑いの目を向けられることもあるとか、ないとか…。
特に現代社会は、時代変化の速度が非常に早いので、現在の業績が好調な企業だったとしても、5年後10年後も好調だとは限りません。
大企業の正社員ですらリストラの可能性がある現在では、どの企業に就職しても「生涯ずっと働いていけるぞ!」なんて保証は、どこにも無いのです。
こうした過酷な時代を生き抜くには『あなただけの武器』すなわち『あなたがメシを喰うための技能』を、あらかじめ身につけておくことが重要になってくるワケで、
それこそ勤め先の会社が倒産したり、あなたがリストラの対象に抜擢されたりと、そういった万が一の場合に備えて…
あなた自身を売り込むための圧倒的な『スキル』が要求されている、コレが現代なのです。
己の価値を高め続ける努力をすべき
たとえ企業が業績不振になった場合でも…
あなた自身に『企業にとって不可欠な人材』と思わせるだけの高い能力があれば、リストラされることは無いはず。
もしも会社自体が潰れてしまった場合でも、あなたが何らかの高いスキルを備えていれば再就職だって有利なワケです。
これについて、マキャベリは・・・
武装せる預言者は勝利を収めることができるのであり、反対に、備えなき者は滅びるしかなくなるのだ。
外交官・政治思想家
Niccolò Machiavelli
ニッコロ・マキャベリ
「普段から周到な準備をしておけば、たとえ危機を迎えたとしても生き残ることができる」というコトを、マキャベリも言っているのです。
当然ながら、人それぞれで『得意・不得意』は違い、それぞれの業界で求められる人材需要も異なるモノですが、
どのような分野においても『自分の価値を高める』ことが重要である、この一点に関しては、どの業界にも共通している圧倒的な事実です。
特に先行きが不透明な時代においては、今のあなたが身を浸している『生ぬるい現状』に決して甘んじることなく、常に自分自身を磨き続ける努力が何より大切。
そして、あなたが「成功を鷲掴みにしたい!」と、もしも考えているのであれば…
それこそ経済状況に関係なく『日々の努力無くして成功を掴むことは不可能』という当たり前を、心の芯に据えておく必要があるのです。
⑤我流に縛られたら置き去りを喰らう
過去の成功体験に『がんじがらめ』は超キケン
コレは別に、仕事に限った話ではありませんが…
人には、それぞれで『自分なり』のやり方というモノがあり、何かを始めたばかりの頃は、誰しもが手探りの状態からのスタートです。
そして、だんだんと経験を積み上げていくうちに『自分が最も成果を出せる方法』が確立され、それが自己流として自然に定着していくモノ。
ですが!!
ビジネスにおいては、自分なりに仕上げた自己流が『常にベストな最善策である』とは限らないのです。
なぜなら時代や状況の変化によって、それまで成果を叩き出していた我流が通用しなくなることも珍しくないからです。
ここで、あなたに分かりやすい例を1つ挙げるのだとしたら、ビール市場の話が理解しやすいと思います。
ビールを扱う各企業は、こぞって『より美味しいビール』を作ることに、持ちうる全エネルギーを注いでいました。
しかし度重なる酒税の増税や若者のアルコール離れによって、市場全体の売り上げが次第に落ち込み、各企業は対策に迫られました。
そして当時は・・・
『安くて美味しいモノ』だったビールが、どうしても『美味しいけど高いモノ』になってしまっていた点に、各ビール会社は大きな問題を抱え、頭を悩ませていました。
しかし!!
そんな時に登場したのが、ノンアルコールビールや第三のビールと呼ばれる新商品であり、ビールの売り上げが低迷する一方で、これらの新商品は大ヒット。
各企業も競って新商品を開発し、誕生した新たなビール市場は、右肩上がりに急成長していったワケです。
もしも、この時・・・
ビール会社の商品開発担当者が「もっと美味しいビールなら、必ず売り上げを回復できるはずだ!」と、
従来からあった業界の常識に凝り固まり、我流に縛られていたままだった…としましょう。
確かに、より美味しい商品を生み出せれば、売り上げが伸び、会社の業績はV字回復を実現することができた可能性は否定できません。
が、しかし!!
新たに誕生したノンアルコールビールという市場からは、確実に取り残されてしまったはず。
つまり『美味しいビールを作る』という・・・
従来の方法だけに固執せず、新たなジャンルの開拓に取り組んだからこそ、各企業は生き残ることができたのです。
時代変化に適応した自己流を築き上げろ
市場の動向は、長期間に渡って大きな変化を見せないこともあれば、ものスゴい短期間で大きく豹変することもあります。
当然ながら、あなたが仕事を効率的に進める上で、ある程度の『自己流』を確立することは非常に大事なコト。
ですが・・・
我流に『こだわる』あまり、あなた自身が活躍できなくなるのでは本末転倒なワケで…
運命は変化するものである。
人が自己流のやり方にこだわれば、運命と人の生き方が合致する場合は成功するが、しない場合は不幸な目を見る。
外交官・政治思想家
Niccolò Machiavelli
ニッコロ・マキャベリ
マキャベリの言う『運命』を、そのまま『時代』や『状況』などの言葉に変換すると…
きっと理解がしやすいと思います。
ビジネスの本質とは『顧客のニーズを満たして利益を上げる』ことです。
そして仕事場とは、あなたの自己満足を満たす場所では決してなく、結果を出せなくなった自己流に『がんじがらめ状態』になってしまっては元も子もありません。
それ所か、単なる『害悪』でしかないワケで…
もしも、万が一に、あなたが使いモンにならないような古臭い手法に『すがり始めた』としたら、そこが間違いなく地獄一丁目の交差点であり、
その先にあるのは『成功』の2文字ではなく、文字通り『破滅』の2文字が、あなたを仁王立ちして待ち構えているのです。
もしも1人ボッチの置き去りを喰らいたくないのであれば、時代や状況の変化に対して『敏感肌』以上に、あなたは過敏に反応していく必要があり、
それこそ体表面の色をコロコロ変える『カメレオン』のような柔軟性を身につけ、己のスタイルを変幻自在に変化・対応させていく圧倒的な適応能力…
そして!!
その都度、時代や状況にマッチした『自己流』を確立させていくことが、ビジネスを行う者には常に要求されているのです。
この内容に関連した内容で、あなたの社長度をズバリ診断する『心理テスト』についての記事はこちらからお読み頂けます。
社長が知るべき狡猾な3つの人間心理誘導
では次に・・・
人の上に立つ『リーダー』であれば必ず理解しておくべき、本質的な人間の特性について…
いわば、企業のトップに君臨する社長なら知っておくべき狡猾な3つの人間心理誘導について、あなたにお伝えします。
もしも今から話す3つの人間心理誘導を、あなたが知らない状態だと、
あなたと長い間、苦楽を共にして困難を一緒に乗り越えてきた仲間や、信頼し切っていた部下に、あっさり裏切られる…
なんて心に受け止めきれない『悲劇』を、あなたが味わうハメになります。
人間とは、感情で動く生き物である
そうです、いくら人に『理性』があるとは言えど、人間はどこまでいっても所詮は動物であり、その時々の感情で動く生き物なのです。
それこそ『女心』と『秋の空模様』以上に、人間の心とは、コロコロと移り変わる不安定な代物。
もちろんですが、人間を心底『善』だと信じるのは、あなたの勝手ですが…
どちらかと言えば、世の中には『悪』なる人間の方が圧倒的に数が多く、悪いヤツが蔓延(はびこ)っているのです。
表面では感じが良く「この人なら信頼できるな!」と感じる人でも、実際問題『腹の底』じゃ何を考えているのか…分かったモンじゃない。
それこそ・・・
舌を出した『毒ヘビ』のように、あなたを喰い物にする絶好のチャンスを密かに狙っている可能性だってあるワケです。
あなたが『真面目』や『優しさ』で損をしないためにも、この機会に3つの人間心理誘導を理解しておいて下さい。
そして!!
これも忘れてはいけない・・・
チームをまとめ上げる『リーダー』には、人の心をズル賢く誘導する技術も求められるモノなのです…
①リーダーには『裏の顔』二面性が必要
この世は善人だけではないことを知れ
コレは当然の話ですが、組織のリーダーに君臨する人物は、部下に信頼される必要があります。
公正で信義に厚く、思いやりがあり懐(ふところ)も深い…そんな人物がリーダーの座に鎮座していたのであれば、きっと部下たちにとって文句ナシ、申し分ないでしょう。
ただし!!
コイツが『単なるイイ人』になってしまうと、別のどえらい問題が生じてしまうのです。
まず!!
ビジネスとは、他者との競争であり、表現を変えるのであれば『利益の奪い合い』です。
いつでも耳障りの良い『キレイゴト』や、感傷ダラケの『タワ言』だけで事が済めば、話は至って単純。
ですが・・・
非常に残念なことに『現実』ってヤツは、流行りのスイーツのように甘いモンじゃないワケで…
時には、道徳や倫理的に良しとされないコトを、あえて行う必要も出てくるモノなのです。
当然ながら・・・
必要になったタイミングで、組織のリーダーが非道な決断を下すことになるのですが…
この大事な時に肝心なリーダーが、ただのイイ奴だった場合、オロオロと『ためらい』が生じて決断が遅れてしまう、という大問題が発生してしまうのです。
他にも、あまりに人が良すぎる人物は、悪徳に疎(うと)くなりがちで、他人への警戒心が薄い傾向があります。
情が深すぎる人は、悪人を呼び込みやすくなる上に、信義に厚すぎる人は、詐欺師にまんまとダマされやすくなります。
そもそも世の中に、善人しか存在しないのであれば問題は1つも無いのですが、取引先の相手や身内である社員ですら、善人である保証は『ゼロ』なのです。
もちろん良い気質を備えていることは褒められるべきコトであり、同時にとっても素晴らしいコト。
ですが・・・
それだけでは悪い人間に欺(あざむ)かれ、ド派手な損失を被(こうむ)ってしまったり、挙げ句の果てには、築き上げた会社を簡単に乗っ取られてしまったり…
結局、組織を維持することができない『低脳なリーダー』となってしまうワケです。
正直、あまり言いたくない『イヤな話』なのですが…
ハナから悪意を抱いてアプローチしてくる連中がいる、これがキンキンに冷え切った現実であり、変えようのないリアルなのです。
皆に『善人』と信じ込ませることが肝
マキャベリは、人の上に立つ人物の『気質』について…
君主たらんとする者は、種々の良き性質を全て持ち合わせる必要はない。しかし、持ち合わせていると、人々に思わせることは必要である。
外交官・政治思想家
Niccolò Machiavelli
ニッコロ・マキャベリ
そもそも・・・
世の中に『完璧な善人』なんて、1人もいない…でしょ?
程度の差こそあれ、誰もが心の中に悪い部分を持ち合わせているモノだと思います。
人間なんて裏で何か企んでいる方がよっぽど正常で、清潔でクリーンで100%クリアな潔白人間なんて、逆に『薄気味悪い』ってモンです。
ここで何よりも重要になってくる話は…
あなた自身が良い気質を備えた人物だという点ではなく、あくまで『相手にそう思わせること』なのです。
どちらかといえば日本の社会は『人間は善である』ことを前提にしている節がありますが、マキャベリの思想は『人間の本質は悪である』ことが前提です。
人間であれば『小汚いスケベ心』の1つや2つ、誰もが持っているのが普通で、ソイツを無くそうと思ったとしても、そう簡単に根絶できる代物じゃありません。
だからこそ!!
人の上に立つ者は、下の者たちに『良い気質を備えた人間だ』と思わせることが必要なのです。
言うまでもありませんが、容易に信義をたがえ、非情で人間味に薄いような極悪人に、ついて行きたがる人は1人もいないでしょう。
しかし『善人』過ぎても、世にはびこる悪人に対処ができないという問題が起こってしまうワケで、
周囲の人間に対して、普段は良い人だと思わせつつ、必要となれば汚い手段も迷わず講じ、悪人には決して騙されない。
つまり・・・
人の上に立つ『リーダー』には、善悪の両方に通じる二面性が必要なのです。
②守れる見込みが薄い約束はするな
自分が儲けたルールは厳守すべき
国家にとって、法律を作っておきながら、その法律を守らないことほど有害なことはない。
特に、法律を作った本人たちが、それを守らない場合は、文句なく最悪だ。
外交官・政治思想家
Niccolò Machiavelli
ニッコロ・マキャベリ
制定された国家によって、法律の内容は多岐に渡りますが…
そこで生きる人々の習慣や宗教、基本的な考え方に基づき、守るべき規範として定められているという点は、どこの国も変わりません。
つまり、何らかの必要性がそこにあるから、その法律が定められているワケで、法律を作っておきながら、それを本人たちが守らないということは…
法律の必要性を、自ら全否定したも同じ。
そんな法律を、人々が守るワケがないのは『当たり前な話』なのです。
そして、これに関しては国家の法律だけではなく、企業などの組織でも話は同じなのです。
例えば「担当を回しつつ、週に1度はフロアの掃除をしよう!」と、ある部署のリーダーがルールを決めたとします。
そうなれば最初の数週間は、上手くいくかもしれません。
しかし!!
リーダー自身の番が回ってきた時「今週は忙しいからなぁ…」と、リーダーが掃除をサボったとしたら、翌週からは誰も掃除をしなくなるでしょう。
なぜなら、日々の仕事があるのは部下たちも同じなワケです。
そもそも言い出したリーダー本人ですらルールを守れないのであれば、言われた部下たちがルールを守るはずがないのです。
逆に!!
部下たちが度々、掃除をサボっている中で、リーダーが1人ルール通りにキチンと掃除を継続していた場合はどうか?
・・・
もしかしたら初めは「面倒クセェな…」と、ボヤいていた部下たちも、まぁ…よっぽど空気が読めない鈍感なヤツじゃない限り、
「リーダーが続けてるのに、自分がやらないのは、ちと頂けないよなぁ…」と、次第にルールを守るようになるはずです。
ハナから守れそうにない約束は結ぶな
自分が決めた約束を厳守することは、企業同士の付き合いでも重要。
しかし、そうは言っても・・・
何かを依頼される時、作業期間や報酬などの条件がキビしい場合も多々ある、コレもまた事実なのです。
そして、この時!!
あなたが「この条件では無理です」と主張したのに、相手から約束を無理強いされた場合は、それを守れなくても仕方ないでしょう。
なぜなら『無理だ』という、あなたの主張を聞き入れなかった相手方の責任だからです。
もしも万が一に、あなたが「できますよ!」と強気の姿勢を見せ、相手から仕事を引き受けた場合。
それで、あなたが約束を守れなかったら、当然あなたの責任です。
もしかすると先方は、あなたの他にも仕事を発注する相手がいた…かもしれません。
ですが、あなたの『できる』という言葉は、その選択肢を閉ざしたことになるワケです。
つまり、約束した以上は守る必要があるのです。
特に、相手が懇意にしている企業の場合、無理をしてでも『イイ顔』をしたくなりがちですが、約束を守れる見通しが薄いケースは、バッサリ断る勇気も時には必要なのです。
自分が言い出したことをキッチリ守れば、それだけで信用に繋がりますが、もしも守れなかった場合は有無を言わせず信用の失墜に繋がってしまう。
要するに・・・
あなたから相手に言い出す約束は、守れる見込みが高いモノに限るのが賢明なのです。
くれぐれも自分から『デンジャラスな綱渡り』を言い出すことのないよう、ご注意ください。
約束とは、文字通り『片道切符』であり、一度でも結んでしばえば引き返すことは不可能な代物なのです。
③規則を破った者に罰則を必ず執行せよ
規則には罰を設け、執行してこそ意味がある
人間社会には、法律に限らず様々な規則が定められおり、違反者には必ず何かしらの罰が課せられています。
色んな人々が暮らす社会では、時に他人と衝突することもあるモノで、その度に事件が起こるようでは、健全な社会生活を維持することができないため、規則と罰則の両方を厳格に定める必要があるワケです。
コレは企業などの組織でも『共通』する話ですが、どんなに規則を作ったとしても実際問題それだけじゃ効果は極めて薄い。
なぜなら、人間とは自分の都合を第1優先にする生き物だからです。
例えば、スマートフォンが普及したことにより、歩きながら操作する『歩きスマホ』が社会的な問題になっています。
それこそ各メディアをはじめ、街角のポスターや電光掲示板などでも、歩きスマホを辞めるよう盛んに呼びかけていますが、一向に減る気配がない。
これは、歩きスマホを禁じる具体的な規則が無いことも理由の1つだと思いますが…
そもそも論として!!
たとえ、あなたが歩きスマホをした所で、あなたには『何の実害も無い』という根本的な理由が決定的なのでしょう。
例えば・・・
もしも仮に、画面を起動したまま3歩動いたら、スマートフォンが木っ端微塵に大爆発するという仕組み…だったらどうでしょうか?
きっと規則や罰則がなくても、歩きスマホをする人はいなくなるはず。
歩きスマホの話は、さておき!!
規則もこれと同じで、たとえ違反を犯したとしても実害が1つも無いのであれば、ルールを馬鹿正直に守る人は当然いない。
もっと突っ込んだことを言うのであれば、たとえ罰則が定められていたとしても、それを厳格に執行しなければ罰則が無いのと変わらないワケで、やはり状況は何1つとして改善しない。
つまり『規則』というモノは、違反した場合の罰則をキチンと定め、尚且つ、刑罰を厳しく適用してこそ絶大な効果を発揮するのです。
生ぬるいペナルティは違反を助長する
一般的に、罰則の重さは規則の内容によって決められるモノであり、不当に重すぎる罰も問題ですが、軽すぎる罰も、それはそれで問題なのです。
例えば、自動車の扱いに対する法律を例に出すのであれば…
駐車禁止場所での違反は、最低でも1万円以上の罰金が課せられます。
ですが・・・
もしも、この罰金が『1,000円』だったら、どうでしょうか?
特に大都市では駐車場が不足している状況です。
それこそ「まぁ、千円くらいなら、しょうがないかなぁ…」と考え、違反する人は逆に増加してしまうでしょう。
大勢の人間がある罪を犯した場合、全員を処刑することは不可能である。
一部の人たちだけ懲らしめるのは、その人たちに対して不公平で、他の人たちに犯罪を繰り返させる気を起こさせる。
だが、全員が死刑に値する場合は、10人に1人を、くじ引きで決めて処罰すれば、運命だと思って諦めるだろう。
罪を免れた者も、次にくじを引き当てることを恐れて、新たな犯罪を起こす気にならないだろう。
外交官・政治思想家
Niccolò Machiavelli
ニッコロ・マキャベリ
コレに関しては刑法全般に言える話ですが…
人は違反とされる行為に対して、罰則が『割に合わない』と感じるモノほど、違反しないのが一般的。
すなわち罰則を定める場合は、規則に対してバツが重いほど効果的なのです。
例えば、チームメンバーの中でも『有能な人材』が規則を犯し、ルールに違反した場合、リーダーとしては罰則の適用を少々ためらいがち…
ですが!!
そんな『甘チャン根性』では、他の連中に示しがつかない。
要するに、ルールを破った人間に対しては『例外なく』公正に執行することが極めて重要なのです。
マキャベリ12の名言を取り上げながら解説した『国家の統治者も悪用した経営者の対人スキル』についての記事はこちらからお読み頂けます。
相手の本性をズバリ見抜く4つの人間論
では最後に・・・
仕事やプライベートなどの人間関係で使える話を4つ、あなたにお伝えします。
マキャベリの金言をヒントに導き出した、相手の本性をズバリ見抜く4つの人間論です。
今から伝える『4つの人間論』を、あなたが上手に使いこなすことができれば…
あなたは周りの人たちと絶妙なコミュニケーションをすることができる『優秀なリーダー』になれます。
社員を思うがままに操る社長しかり、チームメンバーの心を掴む天才的リーダーしかり、人の上に立つ者には、それ相応のコミュニケーション能力が要求されるモノです。
しかし、そうは言っても・・・
『社長』や『リーダー』だって、真っ赤な血が通った生身の人間であり、木の股から生まれてきた未確認生物というワケじゃありません。
つまり、対人スキルの全部を、いきなりマスターすることは不可能です。
なので!!
まずは今回、あなたに話す4つの人間論から少しずつ習得していって下さい。
明日からの人間関係において、きっと何かしらの『手応え』を、あなたは肌感覚でビリビリ感じ取れるはず。
①周りから『嫌なヤツ』と思われていた方が良い
貴重な善行に慣れてしまうのが人間
いきなりですが、あなたが学生だった頃…
桜の花ビラが舞い散る春、期待感と不安感の2つを同時に胸に抱きながら、ドキドキ迎えたであろう『クラス替え』の時に感じた気持ちを、思い出してみて下さい。
人によって程度の差はあるとは思いますが…
新しいクラスには、まだ見慣れないクラスメイトが大勢おり、何となく『違和感』を感じたはずです。
隣に座っている同級生の『人となり』も分からないワケで…
うつむき加減でありながら、それでいて、チラチラと横目で『美男・美女』を探していた人も中にはいることでしょう。
が、しかし!!
毎日のように同じ教室に通っているうち、いつの間にか、その違和感は消え去っていく。
これこそが、私たち人間の『遺伝子』に刻み込まれている慣れというヤツです。
たった今、あなたに対して『なぜ』このような話をしたのか?
その理由は・・・
生まれながらにして私たち人間には、『慣れ』というモノが脳にプログラムされていることを改めて理解して欲しかったからです。
まず最初に、あなたに伝えたい圧倒的な事実は1つだけ…
私たちの人間関係において、あなたが『イイ奴』よりも『イヤな奴』だと周囲の人間から思われていた方が、あなたが得をすることが多いのです。
回りクドイ話を一切抜きにして端的に申し上げると、今回の話は、いわゆる『映画版ジャイアン』です。
『ドラえもん』とは・・・
藤子・F・不二雄による日本の児童向けSF漫画であり、1969年から小学館の雑誌で記載された、日本人であれば誰もが知っているであろう有名な作品です。
その中に登場するキャラクター『ジャイアン』は、普段はガキ大将のイジメっ子的存在ですが、映画になった途端に優しさを見せるキャラクター。
映画だけで見せるジャイアンの優しさにギャップを感じ、コロッと感情が揺さぶられた経験がある人も多いはず。
例えば、あなたの会社に人が良い性格で、普段から誰にでも親切な『Aさん』が入社してきたとしましょう。
すると最初こそ、職場の連中の多くはAさんに対して『良い人』だと感動し、その親切な行為に感謝感激するはず。
しかし日常的に、ソイツが続けば…
Aさんに親切にされることがデフォルトに変わっていき、やがて「Aさんから親切にされるのはフツーのことだ!」と、みんなが傲慢にも感じるようになる。
なぜなら、Aさんから受ける優しさや思いやりは『期待通り』であり、当たり前だと錯覚を起こしてしまうからです。
つまり!!
いくらAさんから親切にされたとしても不感症、感動もしなければ、感激もしなくなっていくのが人間ってヤツです。
その一方で・・・
いつも不機嫌そうな『しかめっ面』で、周囲にギョロッと睨みをきかせ、あなたを褒めてくれたことなど一度たりともないような…
いわゆる嫌な上司『Bさん』が、あなたの職場にいたとしましょう。
とある日・・・
あなたは1人で、デスクのパソコン画面にかじり付き「早く家に帰りたいなぁ…」なんて思いながら、カタカタ残業をしていました。
そんな時!!
性格が悪いと思っていた『嫌な上司』Bさんに、いきなり突然…
「おい、遅くまで仕事か、精が出るじゃねぇか、お疲れさん!」と言われ、Bさんから缶コーヒーを手渡しされたら、あなたはどう感じますか?
そうです・・・
他の人にコーヒーを奢られるより、Bさんからコーヒーを奢られる方が、ずっと嬉しく感じるはずです。
つまり、他人から親切にされたり何かをもらったりした時、ソイツが『期待以上のモノ』でないと、私たち人間の心はピクリとも動かないモノなのです。
それこそ、誰にでも親切な『Aさん』の場合…
すでに周囲の人たちは、Aさんの親切心に慣れてしまったため、優しさを受けても、それを特別なコトだとは感じなくなってしまっているのです。
要するに、ちょっとした親切じゃ、ちっとも心が動かなくなっているワケです。
逆に、イヤな上司だと思っている『Bさん』の場合…
近寄り難く感じる相手に対して、私たち人間は基本的に、妙な期待感など心に抱かないモノです。
そのため、ちょっとしたコトであるにも関わらず、
それが『期待値を遥かに超えるモノ』だと、あなたの脳は無意識レベルで、ビリビリ感じてしまい、心が大きく動いてしまうという感情のメカニズムが…
人間の脳には、ガッチリ『プログラム』されているのです。
ギャップの効果は小馬鹿にできない
マキャベリは、こうした人間の心理についても、現代まで言葉を残しています。
人間というものは、危害を加えられると思い込んでいた相手から親切にされたり恩恵を施されたりすると、そうでない人からの場合より、ずっと恩に感じるものだ。
外交官・政治思想家
Niccolò Machiavelli
ニッコロ・マキャベリ
あなたが他人から何かをしてもらった時…
何も期待していない相手であるほど、そのギャップから実際以上の恩恵を受けたような感覚に陥るワケで、
これとは逆に、先に挙げたAさんの場合は、親切にされることは『期待通り』なので、特に恩恵を受けているとは感じられない。
むしろ・・・
Aさんから親切な対応をされなかったり、素っ気ない態度を受けようモンなら、損をした気分になって、Aさんを非難し始めたりするのです。
周囲からいい人だと思われているAさんは、いわば自分でハードルを上げている状態。
他の人たちと比較すると、そもそもの期待値が高い状態なので…
慣れてしまった周囲の人に対しては、よほど『手厚い対応』をしてあげない限り、永遠に感謝されることはありません。
それに対して、普段から『嫌な人間』と思われていれば、ほんの少し良いコトをしただけでも、周りの人たちからカンタンに感謝される。
要するに、単純な『損得』で考えれば…
・Aさん
・Bさん
どちらが『得』なのか?
そんなコトを、わざわざ改めて、あなたに説明する必要はないでしょう。
今、あなたに話している内容は…
あくまで周りの人たちから、あなたが嫌な奴だと『思われて』いた方が得をしやすいという話であって、
あなたに嫌な奴に『なれ』と言っているワケじゃありません。
そこだけは、間違った解釈をしないよう、くれぐれも注意して下さいね。
②いつでも人間は、自分が1番可愛いモノ
非常時は『自己チュー野郎』になるのが人間
非常に有名な話ですが・・・
東日本大震災が起きた時、援助に駆けつけてくれた外国の方の中には、
被災者が整然と列に並んで配給品を待っている姿を見て『ビックリした』という感想を抱いた外国人が多かったそうです。
つまり世界的に見れば、日本は治安が良くて『平和』だという話。
もちろん平和な時、多くの人たちは社会的な『暗黙のルール』をキチンと守るモノです。
しかし、ひと度・・・
災害などが起こり我が身に危険が及べば、なりふり構わぬ行動に走る人が増えるのが通常の反応なワケで、
それにも関わらず東北の人々が、まるで平時のように順番を守り、列に並んでいたから外国の方は驚いたのでしょう。
実際問題、過去に外国で起きた災害や政変などでは、援助物資が到着した途端に…
我先と争い、奪い合うように物資を持ち出したり、ゴタゴタの騒ぎに乗じて商店から品物を盗み出したりする『卑劣なコソ泥』の姿を画面越しなどではありますが、目にしたり耳にすることが多くあります。
それこそ・・・
例外なく人間とは『利己的』な生き物である、などと言うと、反論したり嫌悪感を感じる人が中にはいるでしょう。
なぜなら人間には『心』があるので、大部分の人たちは自分の欲望だけではなく、社会通念上の道徳や常識なども含めて考え決断し、普段の生活を行なっているモノだからです。
しかし!!
どこまでいっても所詮、人間は『動物』です。
それこそ危機的な状況に直面すれば…
潜在意識の奥底でスヤスヤ眠っていた動物的本能が刺激され、社会規範を逸脱した行動が全面に出てくることがあることを、私たちは決して忘れるべきではありません。
そして世界的に見れば・・・
緊急時には『利己的』に行動する人間が多いのが普通。
そもそも送られてくる援助物資には限りがあり、ガスや水道など、生活に必要なインフラが停止して、さらに商店も機能していないのであれば、誰もが必死になるもの当然。
のんびりと順番を待っていれば、自分が物資を得られない可能性もあるワケで、なりふり構わぬ行動に走ってしまうのも、当たり前なのでしょう。
この点においては、日本人が少し『変わり者』と言っても差し支えなさそうです。
人は利己的という前提で周到な対策を
そもそも人間は、恩知らずで、むら気で、猫かぶりの偽善者で、身の危険を振り払おうとし、欲得には目がないものだ。
外交官・政治思想家
Niccolò Machiavelli
ニッコロ・マキャベリ
当然ながら「すべての人間が利己的で身勝手なんだ」」と、あなたに言うつもりは毛頭ありません。
が、しかし!!
人によって程度の差はあれど、こうした『イヤな部分』を、誰もが少なからず心の中に持っているモノだと思います。
人の『言動』は、
・平時
・非常時
では、ガラリと180°豹変するモノです。
ビジネスでも、平時(好調な時)と非常時(不調な時)で、周囲の態度が変わることは珍しくありません。
それこそ・・・
貧乏時代には、冷たく素っ気ない態度で接してきた人間が、金を持った途端に『手のひら返し』で、媚びへつらい、ゴマを擦り、恥ずかしげもなく、スリ寄ってくる…
そんな連中は、この世に五万といるワケです。
つまり・・・
あなたが「人間は利己的じゃない!」と信じるのは、当然あなたの自由です。
しかし、そうは言っても、まったく備えをせず『無防備の構えでいる』のは、ちょいと考えモノなのです。
あらかじめ『人間は利己的な行動を取る生き物』だという前提で考えておく。
そして!!
いざって時のために、あなたが抜け目ない対策を準備しておけば、万が一の時に、あたふた慌てずに済むってモンです。
当然ながら、鉄壁の対策が役立つ日は永遠に来ないかもしれませんが、万一の備えなど『使う機会が無い』ことに越したことはないワケです。
ここで肝心なコトは・・・
・人間は利己的なのか?
・人間は利他的なのか?
そういう類の話では決してなく…
もしも利己的だった場合は、どう対処するかを想定しておき、あらかじめ万全な対策を立てておくことが何よりも大切なのです。
③自分の都合しか考えないのが人間の性
安定した生活さえあれば人は黙る
マキャベリは『君主が民衆に憎まれないための方法』の中で、こんな言葉を現代まで残しています。
一般大衆は、財産や名誉を奪われない限り満足して生活し、従って君主は少数者の野心とだけ戦う必要があるだけに過ぎず、この野心を抑圧する手段は数多くあり容易である。
外交官・政治思想家
Niccolò Machiavelli
ニッコロ・マキャベリ
マキャベリと私たちとでは、生きている時代も国も違うワケで、財産の次に名誉が記されているのは、マキャベリが生きていた時代に名誉が重視されていたからだと思います。
このように考えていたのはマキャベリだけではなく、一般的に有名な古代ローマの『あの言葉』もありますよね。
マキャベリが生きていた時代よりも更に古い時代、1〜2世紀にかけて活躍した…
ローマの風刺詩人:ユウェナリスの言葉『パンとサーカス』
ローマ共和政が前3世紀頃から中産市民が没落して無産市民となっても、市民であるので市民会の選挙権を持っていた。
彼らは国や有権者に食糧と娯楽を要求し、それらを提供してくれる政権や人物を支持したという時代背景がある。
ユウェナリス『風刺詩集』第10篇に「(民衆が)熱心に求めるのは、今や2つだけ。パンとサーカス。」というのがあります。
パンとサーカスとは『食べ物と娯楽』という意味。サーカスとは元々、円形劇場のことですが、ここでは『見せ物』のこと。
昔は国のために身を砕き、心を砕いたローマの民衆も今や堕落して、本気になって要求することといったら、食糧と娯楽だけという有様になってしまったと嘆いている。
また物資主義の例えとして、しばしば用いられる名言であり、警句でもある。
『パンとサーカス』とは…
「人間は、食べ物とヒマを潰せる娯楽さえあれば、おおむね満足する」という意味。
そして元々は、当時のローマ市民が、すっかり国政へ興味関心を失ってしまった様子を風刺したモノなのです。
マキャベリやユウェナリスの言葉からは、共通する民衆の姿が浮かび上がってきます。
要するに・・・
生活がカツカツで、極度の困窮状態に陥りでもしない限り、為政者(政治を行う者)に対して文句をガタガタ言わない、という民衆の心理です。
これは「古い時代だけに限った話なのか?」と問われれば、答えは『NO!』です。
人間の生物学的な構造は、昔の時代と大差はなく当然ながら、現代に生きる私たち『現代人の心理』も、昔の時代に生きていた人間たちのソレとは、大きく変わらないのです。
それこそ現代でも、経済が安定しており収入に満足している状況では、人々は政治に対して興味関心を、あまり示さない傾向があります。
実際問題、景気が良い時に新たな政策や法律が通りやすいという話もあるくらい。
ですが!!
経済状況が悪化して『トバッチリ』が、我が身に及んだ時…
人々はようやく政治に目を向け「ふざけるな!」「なんとかしろ!」と、文句をタラタラ抜かし始めるのです。
政治が悪いのは自分らの責任である
生活に悪影響が出てくると、よく「国の政治が悪い!」と、しょーもない文句をタレる人が中にはいますが…
日本のような民主主義国家では、そもそも政治家を選ぶのは国民であり、国は国民が形成するコミュニティなワケなので、
つまる所「自分たちが悪いんだ!」と言っているのと同じなのです。
近年、日本では国の財政が問題になっていますが、それを知りつつ「福祉を充実させろ!」「だけど増税はするんじゃない!」と、ムチャクチャな要求は後を絶ちません。
まず『お金』は無限に湧いてくるモンではなく、何かしらで調達する必要があります。
ですが・・・
こうした要求をする人たちは財源のことなど、お構いなしで身勝手な主義主張をするのです。
そうは言っても、政治家は国民の声を無視できないワケで増税は延期、結局は国債を発行して賃金を得るしか術はなく、国の借金がブクブク膨れ上がっていく結果に。
こうした状況を冷静に見てしまうと「大衆は普通に暮らせていれば満足だ!」と言われても「おっしゃる通りですね」としか言えない。
暮らしが安定していれば政治に無関心で、声をあげたかと思えばムチャな要求を突きつける一般大衆。
こうした状況は、人々に国政に対するビジョンがなく、いかに自分のことしか考えていないのかの表れなのでしょう。
民主主義である以上、国の状況を変えられるのは国民だけです。
国や政府を『お上』のように捉え、クソガキじみた不平不満を漏らすのは、そろそろ辞めにして、私たちは政治と真剣に向き合わなければいけないタイミング…なのかもしれません。
④自分より目立つ者にネチネチ嫉妬する
嫉妬とは人間の本能的な感情
人によって差はありますが『嫉妬』ってヤツは、すべての人間に備わっている厄介な感情の1つです。
ちょっと細かいコトを言うなら・・・
嫉妬とは、自分が愛情の対象としている相手が、他の人に愛情を向けた時に、腹の底からフツフツ湧き起こるドロドロとした気持ちを指すケースが多い言葉。
ですが『妬み』や『羨望』といった、やや似て異なるモノも嫉妬と表現することが多いので、それらの意味も含めて話していきます。
嫉妬と聞くと、真っ先に男女の恋愛関係をイメージする人が多いと思いますが、兄弟間に圧倒的な能力差がある場合などにも発生する感情でもあります。
他にも、生まれてきて1年に満たない赤ん坊や、ペットを複数飼っている場合にも嫉妬は見られるモノです。
人間も含めた一部の哺乳類や鳥類の場合、固体の成長や子孫を残すための生殖に『愛情』は密接に関わってくる代物なワケで、
例えば、幼い個体が親からの愛を失えば死が近くなり、パートナーに愛する気持ちを拒絶されてしまえば、後世に子孫を残すことはできなくなってしまいます。
それこそ私たち人間の場合であれば…
・周囲を魅了する至高のカリスマ性
・天性とも感じる優れた才能や感性
・他を寄せ付けない圧倒的なスキル
・大成功して掴み取ったうなる財産
etc…
社会や周りの人間から『認められる』ことに、ダイレクトに直結する要素です。
つまり!!
人間の根源的な願望である『承認欲求』を満たすことにも繋がるワケです。
そして恋愛や結婚など『子孫を残す』という意味でも、そういった要素は有利に働くことが多いでしょう。
要するに、そういった側面を考慮すると、
嫉妬という感情は、無事に成長したり子孫を残すための『本能的な部分』に何か関係がある可能性がビッグなのではないでしょうか。
もしも仮に、嫉妬という感情が人間の動物的本能から発生するモノだとすれば、嫉妬に駆られた人間が、相手に対して攻撃性を示すのも、もしかしたら『仕方のないコト』なのかもしれません。
他者との『差分』で良し悪しを決めるな
人間とは、常に他人との競争に晒(さら)されている生き物であり、何かと自分と他人を比較しがち。
それこそ何か『きっかけ』を得て、自分なりの価値観や考え方を確立できれば、他人との差を気にすることも少なくなります。
しかし、そうでない場合は・・・
どうしても自分と他人を比較し『比べ合いっこ』のデキレースから抜け出すことは極めて困難なこと。
また、憧れの眼差しを向けられる多い有名人には、熱狂的な『ファン』がいる一方、逆にボロクソに叩く『アンチ』と呼ばれる人種が同時に存在するモノで、
自分より目立つ存在であることに対する『妬み』や、多くの人に認められていることに対する『やっかみ』
要するに『嫉妬』は、それらと深く関係している感情と言えるでしょう。
他にも、古くから問題になっている学校でのイジメ、いい大人が職場で誰かをイジメる…
コレに関しても話は同じで、自分より目立つ要素を持った相手に対する醜い嫉妬心が、イジメの原因になっているケースも多々あります。
この『嫉妬』について、マキャベリは…
人は、心中に巣食う嫉妬心によって、褒めるよりも貶す方を好むものである。
外交官・政治思想家
Niccolò Machiavelli
ニッコロ・マキャベリ
こんな風に述べています。
苛烈な競争社会に身を置く人間は、他人の優れた点を認めた時…
それが自分よりも優れていると「凄いな!!」と感心すると同時に、どうしても「クソッ、負けた…」と、両方の感情を心に感じてしまうモノです。
つまり!!
自分より優れた要素を持つ他者に対して、みっともない嫉妬心の炎をメラメラ燃やす人間とは、自分よりも格上と感じた相手に反感を持つワケで、
その根本的な原因の1つとして挙げられる理由は、相手と比較した際に生じる劣等感なのです。
嫉妬の感情は、抱いている本人にとっても嫌なモンです。
つまる所、他人と比較することで生じる劣等感や、相手の幸福に対しての妬みが原因なので、みっともない嫉妬心を抱かずに済ませたいのであれば…
まずは自分なりの価値観を確立し「他人と比べて◯◯だから幸せ」と言った、クソガキじみた考え方を是正する必要がありそうです。
他者との比較で得た差分でしか、自分の『幸せ』『不幸せ』を判断できない人間は…
死ぬまで幸福感や充足感を感じることができません。
なぜなら、世の中には『上には上がいる』からです。
そろそろ他人を基準とした考え方から、自分自身を基準とした考え方に『シフトチェンジ』をした方が賢明な判断と言えるでしょう。
それ以前に!!
この恵まれた日本に生まれているだけでも、世界的に見れば『かなり幸せな人間』であることを忘れるべきではありません。
しかし・・・
その『健全な考え方』を、あなたの目の前にいる相手に求めるコトは、到底ムリな話で不可能なワケです。
つまり周りの連中から『妙な嫉妬心』をネチネチ抱かれ、あなたの人間関係をギクシャクさせることのないように…
くれぐれも、ご注意くださいね。
「結果が良ければ手段は正当化される」という、マキャベリズム(権謀術数主義)から学びを得た『リーダー13の仕事術』についての記事はこちらからお読み頂けます。
まとめ
今回は『ニッコロ・マキャベリ』の思想を参考にしながら…
あなたへ社長に要求されるビジネス12の成功論について、ここまで長々と語ってきました。
社長とは『人の上に立つ人間』なので…
ある程度の人間の心理についての知識を、理解しておくに越したことはないはずです。
どちらかと言えば、今回は『ビジネス』テイストで話を進めてきましたが、普段の人間関係やコミュニケーションなどでも大いに役立つ内容だと思います。
ぜひ!!
あなたの人生で幅広く、マキャベリの思想を取り入れ、より良い人間関係を構築していって下さい。
今日のチャレンジ
今日のチャレンジです。
今回は…
マキャベリから『ヒント』を得た
12の成功論の中から1つを選んで
実際に使ってみる
せっかく最後まで読んで頂いたので、ぜひ知った内容は実践してみて下さい。
「世の中には、熱意や道徳的なことだけでは解決することができない問題もある」という厳しい現実を今から約500年前に知ったマキャベリの言葉の数々は、
基本的に、国家の統治者に向けたエッセンスではありますが、私たち一般人にとっても『他人事』なんかでは決してありません。
マキャベリの言葉1つ1つを『自分事』として受け止め、普段の人間関係や仕事などに活かせるように努力する必要が私たちにはあるのです。
なぜなら『努力なくして成功はない』からです。
成功論その01:
結果至上主義者になれ
成功論その02:
自分の欲望を前向きに解釈しろ
成功論その03:
周りから嫌われる覚悟を持て
成功論その04:
己の価値を高め続ける努力をしろ
成功論その05:
過去の成功体験に縛られるな
成功論その06:
自分が良い気質を備えた人物だと
部下に信じ込ませろ
成功論その07:
守れる見込みが薄い約束は
ハナから結ぶんじゃない
成功論その08:
規則を破った者には例外なく
刑罰を執行せよ
成功論その09:
ギャップを巧妙に利用しろ
成功論その10:
人間は自分を1番に優先する
生き物であることを知れ
成功論その11:
人間は自己チューな
生き物であることを知れ
成功論その12:
相手からの嫉妬に注意せよ
ビジネスで成功することは決して『簡単な所業』じゃありません。
きっと成功への道中で、様々な葛藤や憤り、焦燥感を感じるハメになるはずです。
しかし・・・
心身共に傷つきながらも、歩みを止めず、前進し続けるしか成功を掴む術がないワケで、今回ご紹介したマキャベリの金言の数々は、苦しい状況を打破する際に役立つ内容です。
ぜひ!!
今回の内容が、将来のあなたが手にするであろう、成功という名の果実を『もぎ取る』ことに何か1つでも繋がれば嬉しいです。
最後までお読み頂き
本当にありがとうございました。
あなたと出逢えた奇跡を大切に。
そして・・・
あなたの人生が
もっと素敵になりますように。
心を込めて。
裏・人生相談所
アカネ(渡邊 堅太)
「この記事、イイな!!」
と思ったら…
あなたにとって大切な人や
SNSで繋がっている友人に、
・LINE
・Twitter
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などで、
この記事の『URL』を
紹介して頂けないでしょうか?
小さい力ながらも
本気で「日本を変えたい!」
と思って記事を書いています。
よろしくお願いします。