「日当たりが悪い部屋でも、観葉植物を育てられるのかな?」

「部屋に緑を取り入れたいけれど、日光が少なくて枯れてしまわないか心配……」

そんな悩みを抱えていませんか?

実は、観葉植物には日陰への耐性が比較的高く、日当たりが悪い部屋でも育てやすい種類があります。ただし、どの植物も光をまったく必要としないわけではありません。植物の特徴を理解し、適切な置き場所や管理方法を選ぶことが大切です。

この記事では、日当たりが悪い部屋におすすめの観葉植物15選をはじめ、失敗しない選び方、置き場所、水やり、日照不足の見分け方、育成ライトを活用した改善方法まで詳しく解説します。

あなたの部屋の日当たりに合った観葉植物を見つけて、緑のある心地よい暮らしを始めてみましょう。

日当たりが悪い部屋でも観葉植物は育つ?

日当たりが悪い部屋でも、植物の種類と光の条件が合っていれば、観葉植物を育てることは可能です。

ただし、日当たりが悪い環境には、北向きの窓際のように自然光が入る場所もあれば、窓から遠く離れて光がほとんど届かない場所もあります。

重要なのは、部屋の方角だけで判断せず、実際に植物へ届く光の量を確認することです。

日陰に強い観葉植物なら育てられる

観葉植物には、直射日光を好む種類だけでなく、比較的弱い光でも生育を維持しやすい種類があります。

この性質を「耐陰性(たいいんせい)」といいます。

例えば、ハラン・ザミオクルカス・アグラオネマ・ポトスなどは、耐陰性が比較的高い観葉植物です。

これらの植物は、十分な自然光が入らない室内でも、一定の間接光が確保できれば育てられる可能性があります。

一方で、耐陰性があるからといって、どのような暗い場所でも元気に成長するわけではありません。

弱い光の環境では成長が遅くなったり、葉の色や形に変化が現れたりすることもあります。

あなたが日当たりの悪い部屋に観葉植物を置く場合は、耐陰性のある種類を選んだうえで、植物が必要とする最低限の光を確保することが大切です。

耐陰性の仕組みや種類ごとの違いは、観葉植物の耐陰性を徹底解説!強い種類8選・比較・必要な光量・育て方・枯らさないコツまでわかるでも詳しく紹介しています。

日当たりが悪い場所と暗すぎる場所の違い

日当たりが悪い場所と、植物が育ちにくいほど暗い場所は同じではありません。

例えば、次のように分類できます。

光の環境 特徴 育成の考え方
明るい日陰 直射日光は当たらないが、日中は自然光で明るい 多くの観葉植物を育てやすい
比較的暗い日陰 自然光は弱いが、昼間はある程度の明るさがある 耐陰性の高い種類を選ぶ
光がほとんど届かない場所 窓から遠く、自然光が極めて少ない 育成ライトなどの補光を検討する
完全な暗闇 自然光も人工照明も届かない 長期的な育成には適さない

※この分類は、室内環境を理解するための目安です。厳密な照度区分ではありません。

植物は光合成によって成長に必要な養分を作るため、耐陰性が高くても完全な暗闇で健康的に育ち続けることはできません。

また、人間の目には十分明るく感じられる場所でも、植物にとっては光量不足の場合があります。

あなたの部屋に合った植物を選ぶためには、窓からの距離や日中の明るさ、植物の成長状態を合わせて判断しましょう。

光の必要性については、観葉植物の日当たりを徹底解説!必要な時間・置き場所・日照不足・直射日光・種類別の目安までわかるも参考にしてください。

日当たりが悪い部屋におすすめの観葉植物15選

日当たりが悪い部屋で観葉植物を育てるなら、耐陰性と管理のしやすさを考慮して選ぶことが重要です。

ここでは、比較的弱い光にも適応しやすい8種類と、明るい日陰で育てやすい7種類を紹介します。

まずは、それぞれの特徴を比較してみましょう。

観葉植物 適した光環境の目安 管理上のポイント
ハラン 弱い間接光〜明るい日陰 過湿を避ける
ザミオクルカス 弱い間接光〜明るい日陰 乾燥気味に管理
アグラオネマ 弱い間接光〜明るい日陰 寒さに注意
ポトス 弱い間接光〜明るい日陰 徒長に注意
テーブルヤシ 弱い間接光〜明るい日陰 極端な乾燥を避ける
カンノンチク 弱い間接光〜明るい日陰 適度な湿度を維持
フィロデンドロン・ヘデラケウム 弱い間接光〜明るい日陰 つるの伸び方を観察
サンスベリア 弱い間接光にも耐えるが、明るい間接光が理想 水の与えすぎに注意
モンステラ 明るい日陰 葉の成長を確認
オリヅルラン 明るい日陰 土の乾燥を確認
ゴムの木 明るい間接光 急な環境変化を避ける
シェフレラ 明るい間接光 光量不足による落葉に注意
スパティフィラム 明るい日陰 水分不足と過湿に注意
ドラセナ・マッサンゲアナ 明るい日陰 低温と過湿に注意
カラテア 明るい間接光 湿度と水分管理が重要

※耐陰性や必要な明るさは、品種・栽培環境・季節によって異なります。弱い光に耐えられることは、その環境で旺盛に成長することを保証するものではありません。

日陰に比較的強い観葉植物8選

① ハラン

ハランは、耐陰性が非常に高いことで知られる観葉植物です。

濃い緑色の細長い葉が特徴で、落ち着いた雰囲気のインテリアによく合います。

比較的弱い光にも適応しやすいため、北向きの部屋や自然光が少ない室内にも取り入れやすい種類です。

ただし、光がまったく届かない場所での長期管理には適していません。

水やりは土の乾き具合を確認して行い、湿った状態が長く続かないよう注意しましょう。

② ザミオクルカス

ザミオクルカスは、光沢のある肉厚な葉が特徴の観葉植物です。

耐陰性が比較的高いうえに、地下の根茎に水分を蓄える性質があるため、乾燥にも比較的強いことが魅力です。

日当たりが限られた室内でも育てやすい一方、光が少ないと成長は緩やかになります。

特に注意したいのが水の与えすぎです。

土が十分に乾いたことを確認してから水やりを行うことで、根腐れのリスクを減らせます。

③ アグラオネマ

アグラオネマは、美しい葉模様と高い耐陰性が魅力の観葉植物です。

緑色を主体とする品種には、弱い間接光でも比較的育てやすいものがあります。

一方、ピンクや白などの模様が目立つ品種は、葉色を維持するためにより明るい環境を必要とする場合があります。

また、熱帯性の植物なので寒さには注意が必要です。

冬場は冷気が入り込む窓際を避け、暖かい室内で管理しましょう。

④ ポトス

ポトスは、ハート形の葉と伸びるつるが特徴の観葉植物です。

比較的弱い光にも適応しやすく、棚の上やハンギングなど、さまざまな飾り方を楽しめます。

ただし、日照不足が続くと、茎の節と節の間が長くなる「徒長」が起こる場合があります。

また、斑入り品種では葉の模様が薄くなったり、緑色の部分が増えたりすることもあります。

あなたが日当たりの悪い部屋でポトスを育てるなら、比較的弱い光に適応しやすい緑葉品種も候補にするとよいでしょう。

⑤ テーブルヤシ

テーブルヤシは、細く繊細な葉が広がるコンパクトな観葉植物です。

強い直射日光を避けた環境を好み、日陰にも比較的適応しやすいため、室内のグリーンとして人気があります。

ただし、土を長期間乾燥させすぎたり、空気が極端に乾いたりすると葉先が傷むことがあります。

あなたがテーブルヤシを育てる際は、明るい日陰を基本に、土の状態と室内の湿度を確認しましょう。

⑥ カンノンチク

カンノンチクは、扇状に広がる葉が特徴のヤシの仲間です。

比較的弱い光にも適応できるため、日当たりの限られた室内にも取り入れやすい観葉植物です。

特に、落ち着いた和風インテリアや、上品な雰囲気の空間によく合います。

ただし、健康的に育てるには一定の間接光が必要です。

水はけのよい土を使用し、乾燥しすぎと過湿の両方に注意して管理しましょう。

⑦ フィロデンドロン・ヘデラケウム

フィロデンドロン・ヘデラケウムは、ハート形の葉を持つつる性の観葉植物です。

比較的弱い間接光にも適応しやすく、室内の棚や吊り鉢などに飾れます。

ただし、フィロデンドロンには多くの種類があり、すべてが同じ耐陰性を持つわけではありません。

光が不足すると葉が小さくなったり、つるが間延びしたりする場合があります。

あなたが購入する際は、植物の種類と品種を確認し、設置場所に適したものを選びましょう。

⑧ サンスベリア

サンスベリアは、細長く立ち上がる葉が特徴の観葉植物です。

乾燥に比較的強く、弱い光にも耐えられますが、健康的な成長には明るい間接光が適しています。

特に日当たりが悪い環境では、土が乾くまでの時間が長くなりやすいため、水の与えすぎに注意が必要です。

冬場の低温と過湿が重なると根が傷む場合もあります。

あなたがサンスベリアを育てるなら、弱い光にも耐えられる性質を過信せず、できるだけ明るい場所を選ぶことが大切です。

明るい日陰で育てやすい観葉植物7選

ここから紹介する7種類は、直射日光を避けた明るい環境に適しています。

日中に自然光が入る北向きの窓際や、レースカーテン越しの光が届く場所などで育てることを基本にしましょう。

⑨ モンステラ

モンステラは、大きく切れ込みの入った葉が魅力的な観葉植物です。

直射日光を避けた明るい場所を好み、室内インテリアの主役としても存在感があります。

ある程度の日陰には耐えられますが、光量が不足すると葉が小さくなったり、新しい葉に切れ込みが入りにくくなったりすることがあります。

大きく美しい葉を楽しみたいなら、十分な間接光を確保しましょう。

⑩ オリヅルラン

オリヅルランは、細長い葉が弓なりに広がる観葉植物です。

明るい日陰で育てやすく、吊り鉢や棚の上などにも飾れます。

ただし、光が不足すると成長が鈍くなったり、斑入り品種の葉色が変化したりする場合があります。

土の乾き具合を確認しながら水やりを行い、明るい間接光が届く場所で管理しましょう。

⑪ ゴムの木

ゴムの木は、厚みと光沢のある葉が特徴の観葉植物です。

明るい間接光を好み、落ち着いた色合いのインテリアにもよく合います。

日当たりが不足すると、成長が遅くなったり、葉が落ちたりする場合があります。

特に斑入り品種は、葉の美しい模様を維持するために十分な明るさが必要です。

あなたがゴムの木を育てるなら、暗い部屋の奥よりも、柔らかい自然光が届く窓の近くを選びましょう。

⑫ シェフレラ

シェフレラは、手のひらのように広がる葉が特徴の観葉植物です。

丈夫で育てやすい種類が多く、明るい室内で元気に成長します。

ある程度の日陰にも適応できますが、長期間の光量不足は成長不良や落葉につながる可能性があります。

また、急激な環境変化によって葉が落ちる場合もあるため、置き場所を変更する際は徐々に慣らしましょう。

⑬ スパティフィラム

スパティフィラムは、つやのある緑の葉と白い仏炎苞が魅力的な観葉植物です。

比較的日陰に強い植物ですが、美しい花のような姿を楽しむためには、十分な明るさが必要になります。

また、土が乾燥しすぎると葉が垂れる一方、水の与えすぎでも根が傷むことがあります。

あなたがスパティフィラムを育てる際は、明るい日陰に置き、土の水分状態を丁寧に確認しましょう。

⑭ ドラセナ・マッサンゲアナ

ドラセナ・マッサンゲアナは、「幸福の木」として親しまれている観葉植物です。

太い幹と緑色の美しい葉が特徴で、リビングなどに取り入れると存在感のあるインテリアになります。

比較的弱い光にも耐えられますが、健康的な成長には明るい間接光が適しています。

また、寒さや土の過湿によって根や葉が傷む場合があります。

冬場は窓から伝わる冷気や暖房の直風を避け、室温を安定させましょう。

⑮ カラテア

カラテアは、美しい葉模様が特徴の観葉植物です。

強い直射日光を避けた明るい間接光を好み、品種によってさまざまな葉色や模様を楽しめます。

ただし、日照不足が続くと成長が鈍くなる場合があります。

また、乾燥した空気や水分管理の失敗によって葉先が傷むこともあるため、初心者には少し管理が難しい種類です。

あなたがカラテアを育てる場合は、明るさだけでなく、室温・湿度・水やりにも注意しましょう。

なお、観葉植物の種類によっては、犬や猫が口にすると有害なものがあります。ペットのいる家庭では、購入前に植物の安全性を確認してください。

詳しい植物の特徴や比較は、日陰に強い観葉植物おすすめ15選!室内・玄関・トイレでの育て方と枯らさないコツを徹底解説も参考にしてください。

日当たりが悪い部屋での観葉植物の置き場所と選び方

日当たりが悪い部屋では、観葉植物の種類だけでなく、置き場所によっても育ち方が変わります。

特に重要なのは、窓の方角よりも、植物に届く光の量です。

同じ北向きの部屋でも、窓の大きさや周囲の建物、家具の配置によって明るさは異なります。

あなたの住環境に合わせて、適切な場所を選びましょう。

北向きの部屋や窓際に置く場合

北向きの部屋は、南向きの部屋と比べて直射日光が入りにくい傾向があります。

しかし、窓から十分な間接光が入る場合は、耐陰性のある観葉植物を育てられます。

例えば、ハラン・アグラオネマ・テーブルヤシ・ポトスなどが候補になります。

置き場所を決める際は、以下のポイントを確認しましょう。

  • 窓から自然光が届いているか
  • 窓の外に光を遮る建物や樹木がないか
  • 厚いカーテンで光を遮っていないか
  • 冬場に窓際の温度が下がりすぎないか
  • エアコンの風が直接当たらないか

特に冬場は、窓際に光が届いていても、夜間の冷え込みによって植物が傷むことがあります。

日中の明るさと夜間の温度を両方確認し、適切な位置に置きましょう。

部屋の奥など光が届きにくい場所に置く場合

窓から離れた部屋の奥では、想像以上に光が不足していることがあります。

耐陰性の高い植物でも、自然光がほとんど届かない場所では、長期的な生育が難しくなる場合があります。

例えば、窓から遠い棚の上や、家具の陰になる場所などです。

そのような場所では、次の方法を検討しましょう。

  1. できるだけ窓に近い位置へ移動する
  2. 光を遮っている家具やカーテンを見直す
  3. 植物育成用LEDライトを設置する
  4. 十分な光が確保できない場合は、設置場所を変更する

耐陰性の高い観葉植物を選ぶことは大切ですが、植物に必要な光を確保することが優先です。

また、観葉植物を明るい場所から暗い場所へ急に移すと、環境の変化によって弱ることがあります。

置き場所を変更する場合は、植物の状態を観察しながら徐々に慣らしましょう。

日当たりの悪さに合わせた観葉植物の選び方

日当たりが悪い部屋で観葉植物を購入する際は、次の4つを確認しましょう。

① 耐陰性の高さ

自然光が少ない場合は、ハラン・ザミオクルカス・アグラオネマなど、弱い光に適応しやすい種類を優先します。

② 葉の色と品種

同じ植物でも品種によって光の必要量が異なる場合があります。

特に斑入り品種は、葉の模様を維持するために、緑色の葉を持つ品種より明るい環境が必要なことがあります。

③ 水やりの管理負担

日当たりが悪い場所では土が乾きにくいため、水やりの判断が重要です。

管理に慣れていない場合は、比較的乾燥に強い種類も選択肢になります。

④ 室温と設置スペース

耐陰性が高くても、寒さに弱い植物はあります。

また、成長後の大きさによっては、家具や壁で光が遮られる場所に置かざるを得なくなる場合もあります。

あなたが観葉植物を選ぶときは、見た目の好みだけでなく、光・温度・水やり・設置スペースの4つを総合的に判断することが大切です。

日当たりが悪い部屋で観葉植物を育てるコツ

日当たりが悪い部屋では、明るい場所と同じ管理方法が適しているとは限りません。

光量が少ない環境では植物の成長が緩やかになり、水分や肥料の必要量も変化します。

特に、水の与えすぎによる根腐れと、日照不足による成長不良に注意しましょう。

水やりは土の乾き具合で判断する

日当たりが悪い部屋で観葉植物を育てる際は、水やりの頻度を固定しないことが重要です。

光量が少ない環境では植物の成長や水分消費が遅くなり、土も乾きにくくなる傾向があります。

そのため、明るい場所で育てていたときと同じ頻度で水を与えると、土が湿った状態が長く続いてしまう場合があります。

水やりの際は、次のポイントを確認しましょう。

  • 土の表面だけでなく、必要に応じて内部の乾き具合も確認する
  • 鉢を持ち上げ、重さの変化を参考にする
  • 植物の種類に応じたタイミングで水を与える
  • 水やり後は鉢底から適切に排水させる
  • 受け皿にたまった水を放置しない

例えば、ザミオクルカスやサンスベリアは、土を十分に乾かしてから水やりする管理が基本です。

一方、テーブルヤシやスパティフィラムなどは、極端な乾燥を避ける必要があります。

すべての観葉植物に同じ水やりの基準を当てはめないことが大切です。

詳しくは、観葉植物の水やりを徹底解説!頻度・タイミング・量・季節別・種類別のコツまでわかるをご覧ください。

肥料・温度・風通しを適切に管理する

日当たりが悪い部屋では、肥料・温度・風通しの管理も重要になります。

まず、光量が少なく植物の成長が鈍っている場合は、肥料の与えすぎに注意しましょう。

肥料は植物の生育を助けるものですが、日照不足そのものを解消することはできません。

光が足りないからといって肥料を増やすと、根に負担をかける可能性があります。

肥料は植物の種類と生育状況に応じて与え、成長が停滞しているときには控えることも必要です。

また、熱帯性の観葉植物には寒さに弱い種類が多くあります。

冬場は窓際の冷気や暖房の直風を避け、急激な温度変化を防ぎましょう。

風通しについても、空気がこもりすぎないよう注意が必要です。

ただし、強い風を直接当てると葉が乾燥することがあるため、サーキュレーターなどを使う場合は、室内の空気を穏やかに循環させることを意識しましょう。

育成ライトで不足する光を補う

自然光が十分に届かない部屋では、植物育成ライトを活用する方法があります。

植物育成用LEDライトは、光合成に必要な光を補うための照明です。

特に、窓から遠い場所や、周囲の建物によって自然光が遮られる部屋では、補光が有効な場合があります。

育成ライトを使用する際は、以下のポイントを確認しましょう。

項目 確認する内容
光の強さ 植物の種類に適した光量を確保できるか
照射距離 メーカーが推奨する距離を守れるか
照射時間 必要な時間だけ継続して照らせるか
設置場所 葉全体に光が届きやすいか
安全性 熱・水濡れ・電源コードの取り扱いに問題がないか

米国ミネソタ大学エクステンションでは、葉を楽しむ室内植物の人工照明について、1日合計12〜14時間の照射を一つの目安として紹介しています。

ただし、必要な照射時間は、ライトの光量や植物の種類、自然光の有無によって変わります。

照明時間を長くするだけでは、光の強さが不足している問題を十分に解決できない場合もあります。

また、植物には暗い時間も必要なため、24時間連続で照射する必要はありません。

あなたが育成ライトを導入する場合は、植物の種類に合った製品を選び、メーカーの推奨条件を確認しながら使用することが大切です。

参考:University of Minnesota Extension|Lighting for indoor plants and starting seeds

観葉植物が日照不足になったときの症状と対策

観葉植物は日照不足が続くと、葉や茎の状態に変化が現れることがあります。

ただし、葉の変色や落葉は、水の与えすぎ・乾燥・低温・根腐れなどによっても起こります。

そのため、一つの症状だけで日照不足と判断するのではなく、光環境や土の状態を合わせて確認することが重要です。

葉が黄色くなる・落ちる・茎が間延びする症状

日照不足が疑われる代表的な症状には、次のようなものがあります。

症状 考えられる状態
葉が黄色くなる 光不足・過湿・低温・自然な老化など
葉が落ちる 光不足・環境変化・根の傷みなど
茎が間延びする 光量不足による徒長の可能性
新しい葉が小さい 光不足や生育条件の不適合
成長が極端に遅い 光量不足・低温・季節的な休眠など
斑入りの模様が薄くなる 品種によっては光量不足の影響

特に、茎の節と節の間が長くなったり、新しい葉が以前より小さくなったりする場合は、光量不足を疑う手がかりになります。

ただし、葉が黄色くなる症状だけで、日照不足と断定することはできません。

例えば、土が常に湿っている場合は、根腐れによって葉が黄色くなっている可能性もあります。

あなたの観葉植物に異変が現れた場合は、葉の状態だけでなく、土の水分・室温・置き場所も確認しましょう。

葉の黄変については、観葉植物の葉が黄色くなる原因10選!症状別の見分け方・対処法・復活方法を徹底解説で詳しく紹介しています。

日照不足が疑われるときの改善方法

日照不足が疑われる場合は、植物の状態を確認したうえで光環境を見直しましょう。

基本的な対処手順は以下のとおりです。

① 現在の光環境を確認する

窓からの距離や自然光の入り方を確認し、植物に十分な光が届いているか判断します。

② 明るい場所へ徐々に移動する

植物の種類に適した間接光が届く場所へ移動します。

ただし、暗い場所で育っていた植物を突然強い直射日光に当てると、葉焼けを起こすことがあります。

③ 水やりを見直す

光量不足によって土が乾きにくくなっている場合は、現在の水やり頻度が適切か確認します。

土が湿っている状態で追加の水を与えないよう注意しましょう。

④ 必要に応じて育成ライトを使用する

自然光だけでは適切な明るさを確保できない場合は、育成ライトによる補光を検討します。

⑤ 新しい葉や茎の状態を観察する

改善後は、新芽の大きさや茎の伸び方、葉の色などを継続して確認します。

ただし、一度黄色くなった葉や徒長した茎が、必ず元の状態に戻るわけではありません。

大切なのは、今ある傷んだ部分を無理に回復させようとするのではなく、今後の新しい成長を健康的に維持できる環境を整えることです。

また、根腐れや病害虫が原因の場合は、光環境の改善だけでは十分でないことがあります。

植物がすでに弱っている場合は、観葉植物の復活方法を徹底解説!症状別の応急処置・回復サイン・期間・NG行動までわかるも参考にしてください。

日当たりが悪い部屋の観葉植物に関するよくある質問

Q1.日光がまったく入らない部屋でも観葉植物は育ちますか?

自然光が入らない部屋でも、植物育成ライトなどで必要な光量を確保できれば、観葉植物を育てられる可能性があります。

ただし、自然光も人工照明も届かない完全な暗闇では、長期的な育成はできません。

Q2.日当たりが悪い部屋で最も育てやすい観葉植物は何ですか?

ハラン・ザミオクルカス・アグラオネマなどは、比較的弱い光にも適応しやすい観葉植物です。

ただし、最も育てやすい種類は、室温や水やりの管理方法によって異なります。

あなたの部屋の環境に合った植物を選びましょう。

Q3.日当たりが悪い観葉植物は、ときどき日光に当てたほうがよいですか?

光量が不足している場合は、植物の種類に適した明るい場所へ移動することが有効です。

ただし、急に強い直射日光へ当てると葉焼けする場合があります。

耐陰性のある観葉植物では、直射日光より明るい間接光を基本にするのがよいでしょう。

Q4.日当たりが悪い部屋では水やりを減らすべきですか?

光が少ない環境では、水分の消費が遅くなる傾向があります。

そのため、水やりの間隔が長くなることはありますが、必ず減らすべきとは限りません。

植物の種類や土の乾き具合を確認し、適切なタイミングで水を与えることが重要です。

Q5.冬は日当たりが悪くても観葉植物を育てられますか?

冬でも、必要な光と適切な室温を確保できれば育成は可能です。

ただし、冬は日照時間が短くなり、窓際の温度も下がりやすくなります。

寒さに弱い種類は冷気を避け、土が乾きにくい場合は水やりの頻度を調整しましょう。

Q6.普通の部屋の照明だけでも観葉植物は育ちますか?

照明の種類・光の強さ・植物との距離・点灯時間によって異なります。

一般的な室内照明では、植物に必要な光量が不足する場合があります。

健康的な生育を目指すなら、植物育成用ライトなど、必要な光を確保できる照明を検討しましょう。

まとめ|日当たりが悪い部屋でも観葉植物を楽しもう

日当たりが悪い部屋でも、耐陰性のある観葉植物を選び、適切な環境を整えれば、緑のある暮らしを楽しむことができます。

今回の重要なポイントを振り返りましょう。

  • 日当たりが悪い部屋では、耐陰性の高い植物を選ぶ
  • ハラン・ザミオクルカス・アグラオネマなどは有力な候補
  • 耐陰性が高くても、完全な暗闇では育てられない
  • 窓の方角だけでなく、実際に届く光の量を確認する
  • 光が少ない環境では、水の与えすぎに注意する
  • 日照不足が疑われる場合は、置き場所や育成ライトを見直す
  • 葉の変色や落葉は、光以外の原因も確認する

観葉植物を元気に育てるために大切なのは、日当たりの良い部屋に住んでいることではありません。

あなたの住環境を理解し、その環境に適した植物を選び、無理のない方法で育てることです。

部屋の日当たりが悪いからといって、最初から観葉植物を諦める必要はありません。

まずは、あなたの部屋に合った一鉢を見つけるところから始めてみてください。

小さな緑が加わるだけでも、いつもの部屋が少し違った表情に見えるかもしれません。

あなたらしい心地よい空間を、少しずつ育てていきましょう。

きよら
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うた
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きりしま
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裏・人生相談所
霧島 凰貴(きりしま こうき)

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