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中国発の漢方薬

中国発の漢方薬の嘘

効果は科学的に証明されていない

薬局やドラッグストアへ行くと、奥の棚にズラリと並んでいる漢方薬。

中国4000年の歴史と伝統を感じさせるデザインで、まるで皇帝のような威厳を伴って鎮座している。

アレルギーやリウマチ、高血圧などあらゆる症状に効果があると言われており、いかにも効きそうだ。

西洋薬よりも副作用が少なく、より高い効果を発揮することもあるなど、どんな病気でもたちどころに治す夢の薬、のような印象すらある。

普段は風邪薬や頭痛薬くらいしが使わないけれども、万一、重い病気にかかった時には頼ってみようかな…。

そんな風に思いながら棚の様子を眺めている人も少なくないだろう。

それほど信頼の厚い漢方薬だが、その効果について科学的に分析した結果を目にする機会はほとんどない。

果たして実際の効果はどうなのであろうか。

実は漢方薬の効果について、現代科学では否定的な見解が示されている。

2007年にベルン大学が発表した論文では、漢方薬に関する過去の研究を洗い直し、「実験の質が低く、その結果はあてにならない」「漢方薬の効果に関する研究は、中国でしか行われていない」と結論付けた。

しかも、他国で行われた研究では、効果が証明されていないという。

とはいえ、漢方薬に使用される生薬の一部には、効果が確認されているものもある。

ストレス解消に効くと認められたイワベンケイや五味子などは、西洋医学でも用いられている。

だが、それらはほんの一部の話であり、しかも使用には専門的な知識が必要となってくる。

そのため、生薬自体を素人が使いこなすのは難しいのが現状だ。

現在、医療用の漢方薬は148種類あるが、素人が薬局の棚から選んで適切に使うのは難しい。