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3人に1人は離婚する

3人に1人は離婚する嘘

婚姻率と離婚率から語られる曖昧な数字

世界第6位の離婚率を誇る我が国、日本。

「結婚した夫婦の3分の1が離婚する」というフレーズはよく聞くが、この話も本当なのであろうか。

もしこれが本当だとするなら、その説の根拠はどこにあるのだろう。

実はこの3分の1という数字は非常にいい加減な印象に基づいて言われていた。

2013年に厚生労働省が発表した人口動態総計によると、2013年の結婚件数は約66万594件、離婚件数は約23万138件。

それを対人口1000人の比に直したのが婚姻率と離婚率で、婚姻率は5.3、離婚率は1.84となっている。

大体3分の1といっても良さそうだが、その年に新しく生まれた夫婦の数と、既に結婚している数多くの夫婦の中でその年に離婚した夫婦の数を比較して「結婚した夫婦の3分の1が離婚する」とするのはかなり強引であろう。

そもそも、現代の日本は婚姻件数の減少と晩婚化の流れにより、ここ10年ほど離婚件数も減り続けているのだ。

婚姻件数が少なくなれば離婚件数も少なくなるのは自明である。

厚生労働省が発表している同居期間別に見た離婚の構成の割合の推移グラフを見てみる。

これを見ると、最も割合の多い同居期間5年未満の夫婦が平成8年を境に緩やかに減少している。

また2番目に多かった5〜10年の夫婦も昭和55年をピークに30%を超えていない。

逆に、20年以上の夫婦は割合を伸ばしてきており、これも俗にいう「熟年離婚の増加」に関しては、あなたち間違っていないと分かる。

「3組に1組の夫婦が離婚している」というのは嘘であると分かったが、熟年離婚に関してはどうやら真実のようである。