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国民の40%が見た半沢直樹

国民40%が見た半沢直樹の嘘

『全数調査』と『標本調査』による誤差

2013年、最終回が平均視聴率40%を超え、世間の話題をさらったモンスター・ドラマ『半沢直樹』。

視聴率40%という数字は、日本人の4割が見たと思い込みがちだが、実はこの数字人も裏があるのだ。

視聴率は、ビデオリサーチという会社が、無作為に選び出した視聴者のテレビに専用の機器を取り付け、どのチャンネルが映し出されているのかを記録することで調査されている。

問題になるのは、テレビを持っている全ての世帯の視聴率を調べた上での数字ではないということだ。

テレビを持っている全ての世帯を調べた場合を全数調査といい、その中から無作為に選んだ世帯を調べた場合を標本調査というが、その2つの調査方法には、誤差が発生する。

テレビを持っている世帯は全国で5000万以下とされているが、その全てに対して機器を取り付けるのは不可能であるため、標本調査を行っている。

機器を取り付けている世帯は全国で6600世帯であり、これは全世帯に比して0.013%くらいのものである。

1%にも見たない標本数では、どのくらいの誤差が出てくるものなのであろうか。

ビデオリサーチでは、全数調査と標本調査のごさを計算したものを自社サイトで発表している。それによると、例えば「関東地区(600世帯)での平均視聴率40%」の場合では、テレビを持つ全世帯を調べた場合に比べてプラスマイナス4%の誤差が出るそうである。

それを当てはめてみると36%かもしれないし、あるいは44%かもしれないということになってしまう。

つまり『半沢直樹』を日本人の4割の人間が見たと確実にいうことはできなくなってしまうのである。