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携帯会社つながりやすさ1位

携帯会社つながりやすさ1位の嘘

拡大して差が大きいように見せるグラフ

総務省の発表によると携帯電話の国内普及率は平成26年末に104.5%となっており、今や我々の生活に欠かせなくなっている。

その携帯電話を購入する際に多くの購入者が気にしているのがつながりやすさだ。

携帯電話のキャリア各社は競ってこのつながりやすさを宣伝するが、このつながりやすさの指標にも嘘が隠れている。

まずは適当な携帯電話キャリアA社の広告として、つながりやすさを表すために使われているグラフを見てみる。

パケット接続率は、「パケット通信が成功した回数÷パケット通信試験を行った回数」で、3社の携帯電話4万台に関して、パケット通信が正しく成功したかを調査している。

しかし、各社の差はわずか94%〜97%と、わずか3%の間の推移でしかないのである。

また2013年8月現在の数字を見てみると、A社は97.1%、一番低いC社の値は96.0%で、その差はわずか1%に過ぎない。

これはそこまで大きな数字とは思えない。

にも関わらずグラフ上や広告上ではA社がC社に大きく水を開けているような印象を抱かせる。

一部の数値だけを切り取って、拡大して差が大きいように見せかけているのである。

また、この調査では各社4万台を調査したそうだが、これが10万台だと結果は変わってくるかもしれない。

それが統計の誤差というもので、普通は誤差がどの程度あるものかという記録を付すものだが、大抵の広告にはそういった記載は見られないだろう。

もし、この調査による誤差が2%もあったとしたら、このグラフの順位は簡単にひっくり返るのだ。