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ピタゴラスの定理

ピタゴラスの定理の嘘

実はピタゴラスは発見していない!?

直角三角形の3辺の長さの関係を表す等式を「ピタゴラスの定理」という。

「三平方の定理」と呼ばれることもある。

ピタゴラスは古代ギリシアの哲学者・数学者である。紀元前582年に生まれ、紀元前496年に没している。

生前から高名であり「サモスの賢人」「クロトンの哲学者」と呼ばれた。

サモスとは、ピタゴラスが生まれたサモス島(エーゲ海東部)を、クロトンとは、イタリア半島にあったギリシア人の植民都市を指す。

ピタゴラスに関するエピソードは、「ある時、直角二等辺三角形が敷き詰められている床を見て、この定理を発見した」と語るものだ。

このエピソードにより、長い間、直角三角形の3辺の長さの関係を表す等式発見者=ピタゴラスという説が信じられてきた。

ところが、古代エジプト人たちは、「縄張り法」という方法を用いて直角をつくっている。

これは3辺の長さが3:4:5の割合の三角形を用いて直角をつくる方法である。

古代エジプトは紀元前3000年頃から、ナイル川の中・下流域に栄えた文明である。

つまり、この「縄張り法」の使用は紀元前2500年頃である。

また「縄張り法」は古代バビロニアでも用いられていたことが確認されている。

一方、ピタゴラスは、紀元前500年頃の人である。

ということは、ピタゴラスの定理が提唱されるよりはるか昔に、ピタゴラスの定理が使われていたのである。

この事実から、ピタゴラスは定理の発見・提唱者ではなく、すでに実用化されていた定理を確認し、理論化して後世に伝えた人とするのが正しいようなのだ。