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エコバッグ・マイ箸

エコバッグ・マイ箸の嘘

エコバッグよりレジ袋を使用せよ

スーパーなどでもらえるレジ袋。

最近ではエコバッグなどが推奨され、もらえないところや有料になっているところが、いよいよ目立ってきた。

「レジ袋は石油の無駄遣いだからやめてエコバッグを利用しよう」という趣旨で全国的に削減の動きになっている。

しかし、レジ袋は本当に石油の無駄遣いなのだろうか。

20世紀の初めの頃は、石油からプラスチックや合成ゴムなどを作るための必要な成分だけを取り出し、残りは燃やしていた。

その後、石油化学が発展し、現在は石油に含有されるほとんどの成分が利用できるようになっている。

レジ袋はこのような残りの成分から作られるようになったものであり、使い道がなくて価値のない成分を利用して作られたものなのだ。

レジ袋を減らせば石油の節約ができると考えていた人もきっと少なくないだろう。

しかし、レジ袋を作るためだけに石油を使用しているわけではない。

つまりその石油の他の成分から作られているものも減らさない限り、だたレジ袋の生産量を減らしても意味がないのである。

それではレジ袋に取って代わって推奨されるエコバッグはどうかというと、エコバッグの多くはポリエステルを原材料としている。

そして、ポリエステルは石油成分の中で含有量の少ないBTXという成分でできており、多くの製品で使われるものなので、不足することはあっても余剰が出ることは滅多にない。

結局、レジ袋を削減してエコバッグを推奨しようということは、有効活用できるあまりの物を捨てて、また新たに石油を無駄遣いするということにほかならないのだ。

レジ袋に係る調査データ(平成26年度)

環境省の平成26年度の「レジ袋に係る調査」によると、全国の自治体が削減の取り組みを様々な方法で行っているという。

平成27年1月1日現在、全47都道府県で何らかの方法によりレジ袋削減の取り組みが実施されている。政令市・特別区では8割以上が取り組んでおり、今後もこうした取り組みが継続され、更なる展開に広がっていくことが期待される。
レジ袋削減は、都道府県、政令市・中核市・特別区ともに、約半数の自治体において廃棄物処理計画の中に位置付けられている。
レジ袋削減の具体的な取り組み手法としては…

①全廃・有料化手法(自治体による条例化、自主協定の締結、自治体からの協力要請等により、レジ袋を全く提供しない又は有料で提供する手法)

②全廃・有料化以外の手法(特典提供方式や事業者への協力要請等によりレジ袋の削減を図る手法)

③有料化・有料化以外を問わず事業者に削減手法の選択を委ねる手法等があり、全国で地域特性を反映して、様々な手法が実施されている。

環境省より参考

割り箸を使用し森林を保護せよ

レジ袋削減運動と同じように納得できないものに「マイ箸運動」がある。

「割り箸を使用することは木材資源の無駄遣いで、ひいては森林破壊につながる」という趣旨で森林を守ろう、そのためには割り箸は使わない、自分の箸を持ち歩こうとするアピール。

そして、これも全く的外れな運動としか形容し難いのである。

元来、木は根から雨水や土壌の栄養を吸収し太陽の光を受けて自然に育つものだ。

しかし、材木として使用するためには背が高く太い木に育てなければならないので人間の管理が必要になる。

まず植林を行う。

植林を行う際に、苗木同士の間隔を狭めると、木が日光を多く浴びるために競争してくれる。

つまり、日光奪い合い競争の結果、木が高く育つのである。

だがそのままにしておくと土壌の栄養を奪い合う結果となって太い木が生育しないので「間引き」が必要になってくるのである。

次に、質の良い材木とするために節目を少なくさせなくてはならない。

節目の原因は木の枝の部分なので、日光を浴びる上部の枝だけ残し根元の枝を伐り落とす「枝打ち」も必要になるのである。

このような人間の手による作業は木の生育に合わせて定期的にやらなくてはいけない。

更に木が生育して山から伐り出す時は運搬用の重機が出入りする道をつくるため邪魔になる木を伐採する。

そして伐り出した円形の木材を角材に加工する際の余分が無駄となり、この時、伐り出したうち材木となるのは6割くらいである。

これ以外に自然災害で折れてしまったり害虫にやられたりするものも出てくる。

こうした間引きや枝打ち、伐採時に犠牲となるものや角材にする際の端材なども合わせると、はじめに植樹した木のうち、材木として使用されるのは20%なのである。

残り80%のものが廃材扱いとなってしまうのが林業の実態なのだ。

木は育つまで30年ほどの年月がかかるので、間引きや枝打ちで不要とされた木材をどのように利用するのかが本当は大切なことなのである。

これまではそんな不要な木材から割り箸が作られていて、国内での需要には十分足りていたはずだった。

しかし、あたかも割り箸を作るために多くの木々が伐採されているといった誤解があることによって、利用できるはずの不要木材が燃やされてしまい、逆に割り箸の需要を中国を中心とした輸入に頼っているのが日本の林業の現実なのである。

これは全く、おかしな話ではないだろうか。

花粉症の原因は割り箸現象のせい!?

吉野杉の端材から「右肩あがり」という割り箸が多く作られていた。

しかしマイ箸運動などが起こった結果、生産が減少、林業関係者も減少してしまった。

放置された森林には利用することのない杉が多く育ち、大量の花粉が飛ぶようになった。

つまり、マイ箸運動が花粉症を蔓延させた原因の一つであるという見方もできる。