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過去のトラウマ

過去のトラウマという嘘

過去に辛い経験をして…

いわゆる『トラウマ』と呼ばれる代物のせいで、日常生活に支障をきしてしまう。

あなたもよくそんな文言を聞くのではないだろうか。

しかし、人間にトラウマなんて代物は存在しないというのである。

女性
女性
いや、トラウマはあるわ!
うた
うた
まぁまぁ、ちょっと落ち着いて。

では、今回はトラウマについて深く探っていこう。

脳が捏造した記憶

例えば、男性嫌悪の女性がいたとしよう。

このような女性に対して、催眠療法を施したフロイトは、幼少期の父親による性的虐待などに原因があると説いた。

この説がトラウマ理論のもとになるものである。

しかし、エディプス・コンプレックスの嘘でも述べたが、フロイトの学説は、もはや現代では時代遅れどころか、カルトの域に入っている。

トラウマという言葉を世に広めたのは、ジュディス・ハーマンというアメリカの心理学者である。

彼女は『心的外傷と回復』という著作の中で、子供の頃の性的虐待などが、『抑圧された記憶』として成人後も多くの女性を苛んでいると説いた。

このトラウマ理論は1990年代にアメリカで大流行し、幼い頃の記憶を取り戻した人々が、加害者である親を訴える裁判の嵐が吹き荒れた。

しかし、アメリカのエリザベス・ロフタス博士は、人間の脳は記憶を捏造することがあると、ある実験で証明した。

まず成人の被験者に対し、その親に、小さい頃ショッピング・モールで迷子になったことを覚えていないかと嘘の記憶を尋ねさせる。

当然、被験者は覚えていないと答える。

だが、親がその時の状況を詳細に語っていくと、そのうち被験者は、何とかしてその記憶を思い出そうとし、最終的には記憶を捏造するようになる。

男性
男性
脳がでっち上げるって訳か。
きよら
きよら
その通りです。

「親から(存在しない)思い出を指摘されたにも関わらず、その記憶がない」という矛盾を解消しようと、被験者の脳は勝手に記憶を創作してしまうのだ。

この実験により『抑圧された記憶』の存在は否定され、トラウマは存在しないということも証明された。